俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句412・端・先端(空間)10・村沢夏風3・2018-12-31(月)

2018-12-31 04:56:00 | 次元俳句

●次元俳句412・端・先端(空間)10・村沢夏風3・2018-12-31(月)
○「大年の日のとどまれる塔の先」(→村沢夏風3)
季語(大年・暮)【→次元俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】


【鑑賞】:いよいよ「大晦日」「大つごもり」「大年」。日暮の早い街の光景。街並みはもはや薄闇にとっぷり浸かっているが、高い塔の先端にはまだ陽光が残っている。

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●方法俳句414・比喩(直喩)=ごとく39・友岡子郷3・2019-01-17(木)

2018-12-31 00:49:27 | 方法俳句

●方法俳句414・比喩(直喩)=ごとく39・友岡子郷3・2019-01-17(木)
○「黒き箭のごとく暁鶴現はるる」(『』1996)(→友岡子郷3)
季語(鶴・三冬)(「俳句201312」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:阪神大震災翌年の出版句集より。「一月十七日……」の前書き。※「矢・箭や」:弓につがえて射る物。一端には物を突き刺すやじり、他端には羽がつけてある。こんな暁の鶴が現れても何の不思議もないような阿鼻叫喚の地獄絵図。

■Pickup「阪神大震災忌」8句(20190117)

01平成七年一月十七日裂ける」(時実新子)(無季)(好きな一句)

02枯草や住居無くんば命熱し」(永田耕衣)(枯草・三冬)(五感俳句112熱感1)
03神戸かなしも風花已まぬルミナリエ」(市堀玉宗)(風花・晩冬)(特集俳句157地名俳句2)
04一月のネオンの青き阪神忌」(赤尾恵以)(一月・晩冬)(色彩俳句209青24)
05言の葉の失せし寒さや阪神忌」(手塚美佐)(寒さ・三冬)(五感俳句262寒感3)
06水減りし阪神大震災忌の花瓶」(森田智子)(阪神大震災忌・晩冬)(次元俳句314 減る1)
07底冷えや睡魔の来ればまた余震」(山田六甲)(底冷え・三冬)(五感俳句410眠気1)
08「黒き箭のごとく暁鶴現はるる」(友岡子郷)↑

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