俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句409・同質回帰44・鈴木明1・2018-12-12(水)

2018-12-12 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句409・同質回帰44・鈴木明1・2018-12-12(水)
○「船を下り船を見てゐる六林男の忌」(鈴木明1)
季語(六林男忌・仲冬)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:今日は俳人・鈴木六林男の忌日(2004/12/12)。この句は六林男の「同質回帰(44句中の第1句目)」俳句「→昼寝よりさめて寝ている者を見る」をふまえたものであろう。降りて船を見たとき、いまだ船に乗っている自らの姿も見えるのかも知れない。

 

鈴木明(すずきあきら)(1935~2021)
○好きな一句「胡弓聴かな寒暮にすこし間があれば」2
季語(寒暮・三冬)(「俳句界201303別冊・平成名句大鑑」より引用)

【Profile】:東京都出身。1960年、→伊丹三樹彦に師事。1969年、→楠本憲吉創刊の「野の会」に参加。2003年、「野の会」主宰継承。1999年第53回現代俳句協会賞受賞。

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