俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●色彩俳句398・黄11・奈良文夫3・2018-9-26(水)

2018-09-26 04:56:00 | 色彩俳句

●色彩俳句398・黄11・奈良文夫3・2018-9-26(水)
○「秋の水裂いて湖心へ黄のカヌー」(→奈良文夫3)
季語(秋の水・三秋)(「俳句界201409」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:色彩は「黄」しか書かれていないが、秋の湖のことである。錦秋の色彩は程度の差こそあれ、かならずや湖心の周囲にあるに違いない。そのような湖を裂いて進む黄のカヌーなのである。


■Pickup「秋の水・水の秋(三秋)」俳句6句
01石一つしづかに溺れ秋の水 」(藤崎久を)〈方法俳句95擬人7〉
02やまふかし心におつる秋の水」(心敬)〈好きな一句〉
03青瓢ふくるる果てや秋の水」(溝口素丸)〈次元俳句250 膨張1〉
04はけどころなかりし秋の水いつか」(杉山一転)(「ホトトギス」191911)〈好きな一句〉
05水の秋勾配ゆるやかにして生きる」(藤川游子)(『銀川』2009)〈特集俳句350傾く俳句9〉
06「秋の水裂いて湖心へ黄のカヌー」(奈良文夫)↑

コメント