俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0129・青09・喜谷六花・2013-05-15(水)
○「山前の雨脚青鷺たちにけり」(喜谷六花01)
季語(青鷺・夏)
「雨脚」が立つことと「青鷺」が立つことをかけています。雨脚が立つほど強く降る雨なのでしょうか。そのなかを青鷺が飛び立ちました。向こうの山の方角へ。
○喜谷六花(きたにりっか)(1887~1968)
代表句「人の住めば寒烟はあり春を見ず」02
季語(寒烟・冬)
東京浅草生まれ。哲学館(現東洋大)や曹洞宗高等学林に学び、20歳にして東京下谷の曹洞宗梅林寺住職。俳句は17歳頃より始め、→河東碧梧桐に師事。俳誌「海紅」に属し,自由律の革新派として活躍。戦後「海紅」主幹であった→中塚一碧楼が死去して後、「海紅」の選を担当。