俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0130・嗅覚023・楠目橙黄子・2013-05-20(月)
○「ばらの香のをりをり強し雨の中」(楠目橙黄子01)
季語(ばら・夏)
この句のポイントは「をりをり」という言葉。薔薇の芳香にも寄せては返す波があるようです。静かな雨とはいえ少しの風がもたらす香りの波です。
○楠目橙黄子(くすめとうこうし)(1889~1940)
代表句「盤石へ道ののりたる落葉かな」02
季語(落葉・冬)
知県高知市生まれ。間組に勤め、1936年朝鮮支店長。1909年ごろより句作。「ホトトギス」に投句。→高浜虚子の朝鮮旅行、熊野旅行に同道した。「京城日報」俳壇の選者も務めた。