俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句026・抽象の物質化01・堀葦男
○「ぶつかる黒を押し分け押し来るあらゆる黒」(堀葦男01)
季語(無季)
「物質化」第4弾。色彩を物質化しています。黒という色彩がぶつかってきます。さらにそのぶつかってくる黒を押し分けて来るのも黒という色彩です。
○堀葦男(ほりあしお)(1916~1993)
代表句「掌の柿にわたくしできぬ重さあり」02
季語(柿・秋)
東京生まれ。1941年、25歳の時に、岡本圭岳の「火星」に入会、1953年まで参加。1948年には「火星」に所属したまま、→下村槐太の「金剛」へ同人参加。「火星」は一時新興俳句の西の拠点と目される存在となっていた。
堀葦男掲載句
2013/05/03 03青空から汚染受ける酒臭の胸(無季)〈特集・酒呑(酒臭)〉