俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句024・夢(超次元)02・小林康治

2011-01-02 12:00:00 | 次元俳句

○次元俳句024・夢(超次元)02・小林康治

○「にまで藍さす霜の貯炭山」(小林康治01)

○季語(霜・冬)

【鑑賞】:石炭を貯めた貯炭山。夢は人によってはモノクロなのかも知れませんが、作者の夢には藍色の陽が差してきました。「夢にまで」という表現は、現実の貯炭山を何度も何度も見たに違いありません。

 

小林康治(こばやしこうじ)(1912~1992)

○好きな一句:「悴むや流人に似たる帯垂らし」02

○季語(悴む・冬)

【Profile】:東京渋谷生まれ。青山学院卒。1938年根岸寿寸主宰の「燈影」に入会、1941年、→石田波郷を知り「」に加入、以後「鶴」一筋で活動。1953年第1回「鶴」賞受賞。1964年第3回俳人協会賞受賞。「」のち「」を主宰。


小林康治掲載句
03麨や手枷足枷子が育つ(麨・三夏)〈五体483・手足4〉2020/6/16

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