俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句025・凝縮(空間)02・福田蓼汀

2011-01-09 10:11:32 | 次元俳句

○次元俳句025・凝縮(空間)02・福田蓼汀

○「福寿草家族のごとくかたまれり」(福田蓼汀01)

○季語(福寿草・新年)

【鑑賞】:ひしめいたり、かたまったりしている様を詠んだ「凝縮」。鉢植えの福寿草が大小とりまぜてかたまって咲いています。まるで家族のようです。松が取れて数日経ちますが2011年最後の「新年」の句です。

 

福田蓼汀(ふくだりょうてい)(1905~1988)

○好きな一句「北風やかなしき楽の曲馬団」02

○季語(北風・冬)

【Profile】:山口萩の出身。1931年→高浜虚子に師事。「東大俳句会」に参加。1940年「ホトトギス」同人。戦後の1948年「山火」創刊主宰。現代俳句協会員を経て1961年俳人協会創立幹事。その後理事。1969年、山で遭難した子息の捜索行を詠んだ「秋風挽歌」30句が第4回蛇笏賞を受賞。


福田蓼汀掲載句
03萍の静かに閉ぢぬ船の道(萍・仲夏)〈五感586・聴覚137静寂16〉2022/6/7

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