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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句024・質感(重)02・長谷川かな女

2011-01-03 12:00:00 | 五感俳句

五感俳句024・質感=02・長谷川かな女

○「羽子板のが嬉し突かで立つ」(『膽龍』1929)(長谷川かな女01)

○季語(羽子板・新年)

【鑑賞】:買ったばかりの羽子板。実際に突くのがややもったいなく、突かないで、しばしその重さを楽しんでいます。

 

長谷川かな女(はせがわかなじょ)(1887~1969)

○好きな一句「切凧の敵地へ落ちて鳴りやまず」02

○季語(切凧・新年)

【Profile】:東京都日本橋生まれ。1907年、→長谷川零余子と結婚。1910年「ホトトギス」に投句。〝西の→久女、東のかな女〟と称され大正初期の女性俳人のリーダー的存在となる。1913年女流俳句会を開く。零余子の「枯野」発刊よりこれによる。1928年零余子と死別。1930年「水明」発刊主宰。

長谷川かな女掲載句

03生涯の影ある秋の天地かな(『胡笛』1955)(秋・三秋)〈次元・影(空間)〉2013/9/22

04呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉(『膽龍』1929)(紅芙蓉・初秋)〈色彩・紅〉2014/9/22

05抱き入れし護謨の冷たし霜降に(『雨月』1939)(霜降・晩秋)〈次元・二十四節気(時間)〉2017/10/23

06掌に書く字や処暑の湯に沈み(『花寂び』1977)(処暑・初秋)〈五体634・掌33てのひら5〉2023/8/23

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