去年からクラシックがマイブーム(ちょっと古いか?この表現!)だったので、ロックの洋楽のCDをまとめて二枚買ったのは久しぶり。
あと、オアシスの新譜も悪くなさそうなのだけど、根がひねくれ者なんで、オアシスよりはブラー派なんですよね、わたしは。
ウィーザーは「ピンカートン」というアルバムがいっとき大好きで、毎日泣きながら聴いていたぐらいなのだけど(それぐらい泣けるアルバムだったんですよね!)、その . . . 本文を読む
なにか笑うに笑えない、ナベツネ復活劇。彼自身のパーソナリティーもさることながら、いったん役職を辞任することがある種のみそぎであるという「日本的責任論」についても考えざるを得ない話ではないだろうか?
結局のところ、一場問題もオーナーの連鎖的辞任劇を引き起こしただけで、具体的な問題解決に向かったわけではなかったし、先日になってようやく球界追放が解けた「黒い霧」事件の池永氏のケースとはあまりに違う状況 . . . 本文を読む
『ぴあ』最新号の「今週話題の本」というコーナーで、『負け犬の遠吠え』の著者・酒井順子さんの姿を初めて見た。高野文子のマンガに出てきそうなルックスの方なんですね。今回の新刊『先達の御意見』は、人生の大ベテランたちと「負け犬」論を語り合うという対談集。
わたしは『負け犬の遠吠え』という本を肯定的に捉えていて、筆者自身がいわゆる「負け犬」であることを自嘲的に認めつつ、いかに前向きに生きるかを語ったもの . . . 本文を読む
今頃、四月の感想その2です。
①毛抜(けぬき)
よく、「歌舞伎でも珍しい、ミステリー仕立ての演目」などといわれるこの芝居。しかし、この芝居の面白味はそういうところにはないような気が前々からしていた。
話は、髪の毛の逆立つ病気に悩んでいたお姫様を、豪放磊落な探偵役・粂寺弾正が見事解決し、背後にあった悪人のたくらみを打ち砕くというもの。
この芝居の面白味は何といっても、粂寺弾正というキャラク . . . 本文を読む
順番が逆になりましたが、今頃、四月の感想です。四月は何かと忙しく、当日券を並んで購入。結果、昼・夜連続の観劇で席は三階下手のかなり舞台に近いところ。上手の似たような席は座ったことがありましたが、下手は初めて。因みに、画像の奥には「与話情浮名横櫛」で与三郎と鳶頭の金五郎が舞台から降りてくる階段が写ってます。
①ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)
源太勘當
「ひらかな盛衰記」でも「逆櫓」は . . . 本文を読む
最近話題になっていた、『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」編のリメイク、浦沢直樹の『PLUTO』。話の種に読んでみたら、これが面白い!絶対おすすめですよ、これは。
手塚治虫の原作を読んでいないので、まったくの新作としてわたしは読んでいるのだけど、ミステリー仕立ての展開に引き込まれて、はやく先が知りたいっていう心境。もちろん、原作を読んでしまえば、あらかた結末はわかるはずだし、浦沢直樹独自の脚色 . . . 本文を読む
時事放談なんて普段見ないんだけど・・・。でも、悪役二人が出ることだし、ちょっと面白いかな?
基本的にこの二人を好きではないのだけど、オーソン・ウェルズいうところの「悪役をやれる器」の役者ではあるとは思う。かつての盟友二人が、ボケたことをかましてくれるのか、老いたりとはいえ小泉にきつい鉄槌を喰らわせてくれるのか、気になるところ。
放送は 明朝 日曜日6:00~6:45 . . . 本文を読む
ほんとに戻ってくるんですね、この人。一場問題の責任をとったんじゃあなかったっけ?
「オーナー職とは違う決定権を持つ役職」につくとのことなのだけど、いったいどんな役職なんですかね?巨人の改革は勝手にやってもらって結構ですが、一場問題から一年経たずして、「球界改革」なんて言って欲しくないですね。しかも、こういう人が言論機関の代表だっていうのも世も末ですよ。
齢79のナベツネ。この年代の人たちには「 . . . 本文を読む
旅行フランス語程度のわたしがいうのもおこがましいのだけど、自国語を大事にしていることでも有名なフランスにたいして、石原発言の国際性のなさって犯罪的じゃあないですかね。
まあ、石原氏の発言を真に受けるような奇特な人も少ないだろうから、仏語学校長が主張する「業務妨害」はどうかとも思うが、言葉はその国の文化そのものなんで、芥川賞作家の発言ではないでしょう。
だいたい、東京には小林秀雄や坂口安吾、澁澤 . . . 本文を読む
我が家には国立劇場カレンダーと歌舞伎座カレンダーが飾ってあるのだけど、今月の国立劇場カレンダーの写真は河内山宗俊(幸四郎)の最後の場面。
先月は文楽の「吉野川」の舞台写真が使われていて、これも良かったのだけど、「河内山」の最後の場面の色使いって、スカッとするというのか、気持ちがいいんですよね。
ところで、歌舞伎の衣装でいうと、「吉野川」で後室定高が花道から出てくるときの着物とか、舞台装置でいう . . . 本文を読む
「ドラえもん」ジャイ子役の山崎バニラさんが女活弁士だと知って嬉しくなってきた。一回聞いてみたいな、バニラさんの活弁!
近頃は家庭でも5・1CH環境で映画を楽しんでいるひともいるくらいで、まわりの映画好きでもサイレント映画を観たことのある人は案外少なくなってきた。実際、音響システムの向上とともに忘れ去られてしまいそうなソフトという予感も正直なくはない。
でも、声を大にして言いたい!やっぱり映画 . . . 本文を読む
よく田舎の議会あたりで、革新系議員が普段着で議会に出ることを保守系議員が騒いで問題にするというお決まりの茶番があるのだけど、そういう田舎の保守系政治家って、今回の政府の「夏の軽装」に反対したりしないんだろうか?
わたしは革新系議員の普段着というのもあまり好きではないのだけど、この程度の問題で議会の品位云々などという騒ぎ方をする老人達のまさに“品位”に常々疑問を持ってきた。品位でいうなら、気の利い . . . 本文を読む
普段あんまりテレビを観ない方だし、観てもNHKか、民放ならビデオに録画してCMをスキップしているせいで、いまいちピンと来ない話なんですよね…。ただ、CMに抗議する人のエネルギーには感服しますが…。
要するに、HDDレコーダーによるCMスキップの問題同様、CMという手段の有効性が揺らいでいる為に、インパクトの強いものを作ろうとする宣伝サイドと、いまどきしつこくテレビを観ている一種の保守層(?)との . . . 本文を読む
以前は映画評論家大高宏雄氏の礼賛本などでむやみに持ち上げられていた、映画配給会社ギャガ。しかし、そのバブリーな経営体質から、昨年、経営破綻。USENグループに買われて現在経営再建中だというのは、映画業界ではよく知られていた話だが、やはり経営再建などとても覚束ないというのが実状のようだ。
少し前になるが、日経新聞紙上でも取り上げられたように、ギャガの中間決算が発表となった。05年3月中間期の連結最 . . . 本文を読む
久々に溜飲の下がる記事。最近ではまったくゲームはやらないものの、ゲームをやった世代に属しているわたしにとっては、「やっぱりね」といいたくなった。
だいたい、細木数子やら血液型占いやらが流行るような国なので、単純図式的なレッテル貼りが常に横行しているのだけど、タバコやアルコールの人体に対する影響に比べれば、ゲームぐらいで何でガタガタ騒ぐんだというのが率直なわたしの考えだった。
案の定、「ゲーム脳 . . . 本文を読む