旅行フランス語程度のわたしがいうのもおこがましいのだけど、自国語を大事にしていることでも有名なフランスにたいして、石原発言の国際性のなさって犯罪的じゃあないですかね。
まあ、石原氏の発言を真に受けるような奇特な人も少ないだろうから、仏語学校長が主張する「業務妨害」はどうかとも思うが、言葉はその国の文化そのものなんで、芥川賞作家の発言ではないでしょう。
だいたい、東京には小林秀雄や坂口安吾、澁澤龍彦なんかが通ったアテネフランセだってあるわけで(わたしは映画を観に通ってました!)、国際都市東京の知事として失格といわざるを得ないで発言です。
小泉首相もそうだけれど、この年代の人たちの内向きにだけ勇ましい発言というのは、なんだかウンザリ。自分の主張が正しいというのであれば、自説を多数の言語に翻訳して国際的にばら撒いたらどうかと思いますね。あんまり適切な例ではないけれど、マルクスの「共産党宣言」だって6ヶ国語に翻訳されて公表されたんだし。
仏語学校校長ら都知事を提訴へ 仏語は国際語失格発言 (朝日新聞) - goo ニュース
まあ、石原氏の発言を真に受けるような奇特な人も少ないだろうから、仏語学校長が主張する「業務妨害」はどうかとも思うが、言葉はその国の文化そのものなんで、芥川賞作家の発言ではないでしょう。
だいたい、東京には小林秀雄や坂口安吾、澁澤龍彦なんかが通ったアテネフランセだってあるわけで(わたしは映画を観に通ってました!)、国際都市東京の知事として失格といわざるを得ないで発言です。
小泉首相もそうだけれど、この年代の人たちの内向きにだけ勇ましい発言というのは、なんだかウンザリ。自分の主張が正しいというのであれば、自説を多数の言語に翻訳して国際的にばら撒いたらどうかと思いますね。あんまり適切な例ではないけれど、マルクスの「共産党宣言」だって6ヶ国語に翻訳されて公表されたんだし。
仏語学校校長ら都知事を提訴へ 仏語は国際語失格発言 (朝日新聞) - goo ニュース
私は石原慎太郎の人格をそれ程高く認めて居ません。 彼が芥川賞を取った「太陽の季節」や次作の「亀裂」を読みましたが、それ程のものは感じられませんでした。
その後作家としては鳴かず飛ばずで都知事選に担ぎ出されて負け、代議士に転進しました。
そして都知事選の借りを返す意味でしてもらった環境庁長官に就任した時の手放しの喜び顔と言葉「今日は我が生涯で最良の日です」が忘れられません。
その印象は「何とチッポケで薄っぺらい男だな」というものでした。
その後 全然成長してませんね。
わたしも石原慎太郎の小説は初期の短編を読んだくらいで、すごい作家って感じもしませんでしたね。でも、このひと芥川賞選考委員なんですよね。文藝春秋に載ってる選評は割といいこともいっているけれど・・・。(たいてい、いまどきの小説をけちょんけちょんにけなしている。)
最近たまたま読んだ『わが人生の時の人々』っていう本は面白かったんですけど、面白いのは石原慎太郎ではなくて、彼が出会った文壇や政界の大物たちの方ではあるのですが・・・。
石原ファミリーについて思うのは、もう石原軍団を使った選挙活動は止めるべきだということ。こんなものにころっとやられる有権者も問題なのだけど、親子揃って政治家としては実績を残していないわけで、普段偉そうなことを言っている割には、詰まんない浮動票集めに躍起になっている姿はみっともないと思います。