全日本少年サッカー大会を終えて

2017-11-30 18:33:02 | ジュニア

どんな大会でも、関係者の協力がなければ大会は成り立ちません。この大会も、サッカー協会を始め東濃地区のチームの方など、多くの方に準備や後片付けをしていただきました。それだけでなく、今年は芝の状態が悪く使用できない可能性があったため、(使用予定だったチームにお願いをして)前日の使用をやめてもらったりもしたそうです。本当に感謝しています。

 

準決勝は10時キックオフ。20分-10分-20分のゲームが終わると10時50分。アディショナルタイムがあったり、PK戦になるともっと遅くなる。決勝は11時50分キックオフ。PK戦があったが変更はなかった決勝に進出した両チームは、決勝前のセレモニー(先発メンバーは1人1人名前を呼ばれ、スタンド下から走ってピッチ内に入る等)の説明のため?、審判と一緒に試合開始の30分前くらい前にスタンド下に集まっていた。

 

(次に試合がある場合は)試合後のあいさつを終えると待機場所に戻る。ケガの確認や手当てをして、エネルギー補給をして休憩させる。その後、ミーティングで試合の反省や次の試合のための確認をする。場合によってはユニフォームを着替える必要もある。スタジアムの場合だと、移動・審判チェック・ウォームアップの時間を考えると、試合間隔は90分は欲しい。

 

小学生年代の最大の目標である全日本大会県予選の決勝。 良いパフォーマンス、良いプレーをしたいという気持ちを持つのは、プレーヤーなら当たり前。試合に勝つために、100%の力を発揮させるために、悔いを残さないために、できる準備はすべてしてやりたい。それが指導者の思い。

 

プレーする選手、ベンチの選手、指導者、保護者、応援の仲間や後輩、一般の観客、サッカー協会の方、協賛各社の担当者の方、運営の方、会場管理の方など多くの方の思いや努力や事情がある。それを十分踏まえた上で思うこと。「プレーヤーズファースト」の観点が少し入るといいなぁ 。

 

 

 

 

 

 


全日本少年サッカー岐阜県大会③

2017-11-26 19:12:18 | ゲーム

準決勝の結果は、クラブ新人戦、フジパンカップクラブ予選に続いて3度目のPK負け。2度あることは3度あった。ゲーム内容では勝っていたが、勝負に負けた。

 

守りは良かった。ほとんど良い攻めをさせず、ペナルティエリア内ではシュートを打たせてない。パスミスからのピンチはいくつかあったが、DFが身体を張って守った。後半の被シュートも0。

 

アンフィニも⑩を中心に守りは固い。ゲームはVAMOSペースだけど0-0はアンフィニペース。⑩を引っ張り出してクロスからチャンスを作ったが、結局ノーゴール。試合終盤に続けてあったCKのチャンスも生かせずタイムアップ。

 

攻めてはいたが、ゲームを作れず、ゲームを支配できなかった。それでも前半早い時間のライオのシュートを始めとして、決定的なチャンスは3~4回あった。足りなかったのは、ゴールするための勇気と技術。 

 

今日のゲームで良かったのはケンセイ。ボーッとする時間がなくなり、守りがすごくきいていた。次にタツヤ。プレーが厳しく、かつ安定感があった。レンタロウ⑤は思い切りの良いプレーで攻守に頑張った。

 

コウセイ、ライオはまあまあ。持っている力は出した。ヒロトは前半△。後半FWになってからの方が良かった。前線の3人の内、誰かが点を取っていればみんな合格。

 

ユウヤはミドルシュートをしっかりキャッチしていた。本来はフィールドプレーヤーなのだからパスミスはダメ。良くなかったのはタイガ。期待していただけに残念。タイガに代わったレンタロウ⑥は緊張してたが、プレーは的確で悪くなかった。

 

反省したら、頭を切り替えよう。次はクラブ選手権。今年のチームの最後の公式戦。優勝したらチャンピオンズカップの出場権が得られる。もうPK負けは御免だ。得点力、決定力をつけて優勝しよう!

 

最後になったけど「レスタ、おめでとう」。勝負強さは見事。岐阜県代表として頑張れ!

 

 


 






全日本少年サッカー岐阜県大会②

2017-11-21 10:00:00 | ゲーム

突出した個を生かした攻撃力とハートが強い選手揃いのレスタ、守備が固くコンビネーションを生かした攻めが武器のアンフィニ、選手層が厚い上に攻守が高いレベルにある安定感抜群のアウトライン。

 

ここまでの戦いで、レスタvsメジェール、アンフィニvsレインボー、アウトラインvsK-GP(地区予選)の3試合をみると、どのチームも絶対的な強さを持っていない。


とはいえ、3チームは負けることなく地区予選を1位で通過し、前評判どおりに準決勝まで勝ち抜いてきた。苦しいゲームを拾って勝ち上がれるのは地力がある証拠。


小学生は、試合をやってみないとわからないことが多い。緊張感やウォームアップ不足で身体が動かなかったり、相手の勢いに負けたりする。相手との相性もあって、フォーメーションやプレースタイルがマッチしないと思うようなプレーができない。


リードしたことでペースダウンしたり、リードされたチームの気迫に押されてしまうことはよくある。1発勝負のトーナメント戦では特に多い。

 

「災い転じて福」ではないけど、VAMOSは地区予選で負けた後、少しチームが変わった。全員が攻めも守りもやるようになった。個性や特長を生かすプレーが増え、ポジションごとの役割もしっかりしてきた。

 

ゲームの目標は【チームの勝利】チームの目標は【全国大会出場】 泣いても笑っても後2試合。これから厳しく楽しい本当の勝負が始まる。最後にみんなで笑えるように、チームが一つになって全力でファイトしよう。


全日本少年サッカー岐阜県大会

2017-11-20 11:41:22 | ゲーム

地区大会は5、6年生を全員(22人)登録したが、県大会の登録は16人。ベンチに入れない選手が6人いることになる。

 

その中の1人の選手(6年女子)が、全員分のミサンガを作ってきてくれた。他の選手もチームの荷物運びや応援を頑張ってくれた。本当にありがとう。

 

登録メンバーは選ばれていない選手の分までプレーする。ピッチに立つ選手は、ベンチの選手の分までプレーする。みんながそれぞれの立場で何ができるか考え行動する。


保護者の方々の協力や応援があり、午後から試合を控えているOBやOBの保護者の方も会場に来て応援してくれた。感謝感謝。


みんなの気持ちを受けて、チームが一つになれる時は強い。昨日はそういうゲームだった。地区大会の時の不安定さがなくなり、しっかりしたゲーム運びで1,2回戦とも5-0で完勝した。


ベスト4は、フジパンカップクラブ予選の時と同じ。本当の勝負はこれから。いいプレーをして勝てるように、この1週間の過ごし方が大切だよ。






ブラジルとベルギーと日本

2017-11-19 08:00:00 | ゲーム

強さの順と達成可能なワールドカップの目標。ブラジル(優勝)  〉ベルギー (ベスト4)  〉日本(ベスト16)。ま、こんなものだと思う。

 

日本とベルギーを比べると差がある。個のフィジカルの強さ、判断力、基本技術の精度。ベルギーとブラジルを比べても差がある。やはり個の部分。技術の幅とアイディア。

 

小さい頃から積み上げてきたものの差。ヨーロッパと南米と日本の差は、国民性や文化や歴史や環境や指導の差。

 

ゲームに勝ちたい。ゴールしたい。シュートしたい。相手を抜きたい。相手のボールを奪いたい。ボールを渡すものか。シュートを打たせるものか。ゴールさせるものか。負けるものか。あきらめないぞ。サッカーはその気持から生まれてくるプレーがベース。自分で考えて努力する。教わるものではない。

 

相手をバカにしてやろう。相手をだましてやろう。観客を驚かせてやろう。その気持ちから生まれてくるプレー。南米はこの気持ちを持って1人1人が工夫や発想をするから、面白い個が育ってくる。


日本では、相手にボールを奪われないためのトラップやドリブル、ボールを奪われないための身体の使い方、ボールを奪うための身体の入れ方、フィジカルを強くすること、判断力やパスの精度を上げること、相手とのかけひき、ヘディングやキックは「大切ではない」か「小さい頃ははやらなくてもいい」とされている。(世界で戦った経験のある選手が指導者になったり、外国人の指導者が増えたりして、少しずつ変わり始めているようだけど。)

 

岐阜県では、教えてもらわないとうまくならない。やらされないと強くならない。ボールタッチが柔らかくドリブルが上手い選手がいい選手という(なぜか絶対的な)評価の基準がある。そのため小さいころはコーンやマーカーを使ってのボールタッチやドリブルばかりする。トップチームになると、決まったボールの動かし方を覚える。


これではサッカーが上手い選手が育たないし、サッカーが強い国にもなれないな。