スタート。

2018-08-31 21:00:00 | ジュニア

夏休みも終わりに近づき(もう終わっている学校もあるが)、昨日の練習が全日本に向けて新たなスタートとなった。本当は火曜日がスタートとなるはずだったが、トレセンに5、6年生を合わせて18人抜かれるため昨日になった。

 

前のブログに書いた課題の中から、まず運動量、球ぎわの激しさ、ボールを奪いきる強さを求める練習メニューを組んだ。「初日にしては」なのか「初日だから」なのかわからないが、全員がしっかり取り組んでいたようだった。

 

ゲーム練習でも「激しく」「厳しく」やっていたようだ。最初の基本トレーニング以外はゲーム形式なので、運動量が多く疲れたとしても「楽しく」できていたと思う。JFA の指針にもあるが、ボールを奪い合う中で身体のぶつかり合いがあり、蹴られたり足を踏まれたりは当たり前という環境でプレーすることが必要。

 

「速いアプローチ」からの「激しく」「厳しい」守りに対して、何とかしようとする工夫が攻めのレベルアップにつながる。身体の使い方、フェイント、ボールの置き方、タッチの正確さ、1タッチパス、判断の速さなど工夫の方法はいくつもある。

 

昨日みたいな練習をやっていれば、間違いなく強くなる。やろうという姿勢がみえるので、これからが楽しみ。


ジュニア/全日本に向けて

2018-08-27 20:00:00 | ジュニア

フジパンカップが終わってすぐ夏休み。異常な気温の夏になったこともあり、精神的、肉体的にあまり負荷をかけないようにしてリフレッシュ期間にすることにした。

 

お盆休みには、いくつかの指導者研修会に参加した。ロシアワールドカップの分析やU- 12フットボールフューチャープログラム(FFP)のトレーニングについての指導実践などがあった。特に「これは!」というものはなかったが、日常の生活やトレーニングの大切さを再認識した。

 

講習を受けながら、3年前の韓国遠征の時に感じたことを思いだした。特にコリンチャンス(ブラジル)vs ラシン(アルゼンチン)のゲームは、U- 12 年代でもフル代表と変わらない「これがサッカーだ!」というゲームだった。厳しさや激しさは大人と同じ。スピードこそないものの、緩急をつける試合運びもしていた。

 

夏休みに行ったトレーニングマッチを通じて、足りないものがみえてきた。運動量。アプローチのスピード。球ぎわの激しさ。ボールを奪いきる強さ。速い判断のパスワーク。崩しのアイディア。シュートの技術。

 

全日本に向けてのトレーニングだけど、サッカーは世界に通じていることを忘れないで、「激しく」「厳しく」「楽しく」トレーニングをしていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伸びる選手

2018-08-03 14:00:00 | ジュニア

「言うは易し、行うは難し」だけど、自分に厳しくできる選手は伸びる。

 

自分が出したパスを受け手がコントロールできなかった時に、受け手に「しっかり止めろよ」と言う選手より、自分のパスが悪かったと考える選手。

 

失点した時に、守りの選手に「しっかり守れよ」と言う選手より、(全力でゴール前に戻った上で)もっと早く戻れば守れたと考える選手。

 

ボールを奪われた後に、他の選手に「もっと早くサポートに来いよ」と言う選手より、どんな状況でもボールを失ったのは自分のミスだと考える選手。

 

ランニングをするときに、(四隅に置いた)コーンの内側を走る選手より、しっかり外側を回る選手。

 

「10回でクリア」というトレーニングで、失敗しても成功に数える選手より、成功の基準を厳しくして取り組む選手。

 

1cmにこだわったボールコントロールやコンマ1秒にこだわったタイミング、(結果オーライではなく)自分のイメージ通りのプレーだったかで、プレーの良し悪しを判断する選手も伸びる。

 

小中学生には難しいことだと思うが、今まで指導してきた中にはやっていた選手がいる。自分の成長は自分次第。頑張って欲しい。