パス

2017-06-29 10:00:00 | ジュニア
パスをする時に、知っておいて欲しいこと。

味方にボールが渡らなければ、パスではない。
パスミスは、90%は出し手の責任。
受け手がプレーしやすいパスにする。
受け手が欲しいタイミングでパスをする。
できるだけ早く渡るようにパスをする。
スペースへ出す時も、ピンポイントで狙ってパスをする。
100%渡す意識でパスをする。
狙い(意図)を持ってパスをする。

イニエスタ(バルセロナ)は、「もらった時より、きれいにしてパスをする。」ことを心がけていると、何かの対談で言っていました。もらった時より、いいパスにすることを『きれいにする』と表現するらしいです。

22人(小学生は16人)に1つしかないボール。君の持っているボールはチームのボールです。パスはみんなの意図や気持ちをつないでいくものです。簡単に失うことのないよう、大事にパスをして欲しいです。


トラップ

2017-06-28 10:38:47 | ジュニア
ボールを止めてから、何をしたらいいか考える選手が多いです。(まず止める。ただ止める。とりあえず止める。)

ボールがない時に周りをみて考え、ボールを受ける時には、次のプレーのイメージを持って下さい。1stタッチでパスをした方がいいのか、トラップしてパスをした方がいいのか、ドリブルした方がいいのか。

トラップする必要がある時は、イメージしたプレーがしやすいところにボールを止めます。フリーなのか、寄せているDFがいるかどうかで止め方が変わります。DFの逆をついてボールを止める。取られないところに止める。身体でブロックできるところに止める。素早く蹴れる所に止める。

足元に止めてからドリブルした方がいい場合もあれば、1stタッチでスペースに出してスピードにのる場合もあります。常に複数の選択肢を持ち、状況に合わせて選ぶようにして下さい。

トラップ(罠)という以上、相手にこちらの狙いを読まれないための工夫(フェイント)も必要です。フリーであれば、ただのストップ(止める)でかまいません。

トラップにせよストップにせよ、あるポイントに『ボールを置く』という感覚がもてるようになるといいです。相手に邪魔されず、自分のやりたいことができる(右へも左へもパスが出せる、ショートパスもロングパスも出せる)ボールの置き方ができる選手は素晴らしい選手です。





クラブユース(U-15)東海大会③

2017-06-26 23:00:39 | ゲーム
エスパルス戦を観ていた方から、「VAMOSが全国大会に出るべきだった。」という、うれしいコメントをいただきました。

残念ながら、それは間違っています。エスパルスには初戦の反省を生かし、勝ち進む力があります。VAMOSは、仮にエスパルスに勝ったとしても、2回戦に勝てるとは限らないからです。

東海リーグのエスパルスは、静岡県予選を戦っていません。2連覇に向けてのスタートとなる試合が、東海大会の初戦です。さすがのエスパルスでも、緊張していたはずです。しかもアウェイ。早朝にバスで清水を出発して岐阜まで来ています。フィジカルコンディションは決して万全ではありません。

対戦相手は、プレミア東海大会で圧勝している岐阜県5位のVAMOS。弱い相手でもなめてかかるようなチームではありませんが、心のどこかに油断があってもおかしくありません。

どれだけ認識していたかわかりませんが、エスパルスにとってはこれだけ悪条件が揃った上、VAMOSが予想以上に頑張りました。攻めてもゴールが奪えないと、「あれ?」「何かおかしい。」「こんなはずじゃない。」となります。

逆襲からシュートを打たれたりしようものなら、(決定機でなくとも)あせりが出ます。こうなると無理なプレーをしたり、お互いに文句を言い合ったりして、チームのリズムが悪くなっていきます。

まさにこの状況にすることが、狙いでした。チャンス自体は、1試合で2~3回と踏んでいました。あわよくば、ラッキーでも偶然でも、先取点が取れたらなぁという思いでした。

この試合にすべてをかけ、後を考えることもなく、捨て身で戦ったからこその善戦でした。ただ1点を取りきれないのが、今年のチームの弱さです。逆にいうと、それでも失点しないのがエスパルスの強さです。

このチームも残り少ないですが、「あのゲームはまぐれだったんだね。」と言われないよう頑張って欲しいです。エスパルスにはクラブユース(U-15)選手権全国大会で優勝して、「VAMOS戦が1番苦しかった。」と言ってもらえるといいなと思います。

最後になりますが、応援や声援をいただいた皆様に感謝を申し上げます。










利き足でのプレー

2017-06-26 13:18:46 | ジュニア
〈右利き〉
トレーニング中に見受けられるプレー。右利きはたくさんいるので、よく目にする。

①相手を左へかわした後も、右足でドリブルを続ける。→ 左足(相手から遠い方)に持ちかえてドリブルすること。

②右からのボールを、右足でボールが来た方へコントロールする。 → 身体を開いて視野を確保し、左足のインサイドで、ボールが来た方と逆へコントロールすること。(ボールを奪いにくる相手をブロックすることもできる)

③左からのクロスを右足のアウトサイドでさわりにいく。 → 左足のインサイドで、しっかり当ててクリア(パス)すること。

右利きの選手はたくさんいる。左足のプレーも、状況に応じて不自由なく使えるレベルにすることが必要。

〈左利き〉
まず徹底して『左足』という武器を磨くべき。左足を抑えられても、左足でプレーして欲しい。。右へかわしても、相手にとられないところにボールをおいて、左足でプレーできるくらいになれるといい。

ただし、右でプレーできるところを見せれば、左足でのプレーがしやすくなるのは間違いない。



強化試合

2017-06-25 11:28:44 | ジュニア
強化のために、U-13に試合をやってもらいました。せっかくの機会でしたが、東海マッチや体調不良などでベストメンバーで戦えなかったのが残念でした。

1本目はほとんどジュニアとスクール出身の知った選手ばかりでした。身体も大きく、フィジカル、スピード、技術、運動量など、すべてでこちらの選手を上回っていました。テンポが速く、普段は感じられない圧力を感じながらのゲームでした。2本目は、メンバーが少し落ちたので5分5分のゲーム。3本目は、こちらがサブメンバー中心だったので、一方的に攻められました。

レベルが上のチームには、中途半端なトラップ、パス、ドリブルは通用しません。弱気なプレーや厳しさに欠けたプレーはピンチを招きます。戦術的にも多くの課題が再確認できた試合でした。

速い判断のプレーが必要。(あわててはいけない)
マークの受け渡しをハッキリする。(マークを早く捕まえる。)
ボールホルダーには、厳しく寄せて、自由にプレーさせない。(足を簡単に出して取りに行くのはダメ)
相手がパックパスをしたら、ラインを上げる。(プレッシャーをかけながら、スペースを狭くする)
DFはできるだけ1タッチでプレーする。(止めて、奪われるとピンチになる)
視野を確保して、展開ができるボールの受け方をする。(攻めは前だけじゃない)
トライアングルを作る。(サポートのポジションが遅い・悪い)
確実にパスを渡す。(パスが雑)
ドリブルの仕掛けが遅い。(判断も悪いが、弱気)
後ろでは、敵につっかかるドリブルをしない。(パスコースがなくなる)

できるできないではありません。自分からやろうとしないと、何も変わりません。意識が変わればプレーは変わります。みんなの意識が変わればチームが変わります。

課題をクリアしながら、個人もチームも成長していこう!