重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

風に吹かれながら…

2009-06-14 | つれずれ



一人静かに考える時間がほしくて、
岐阜県土岐市の里山にある、私が好きな「cafe & gallery 創舎呱々(そうやここ)」に出掛けました。


えっ、「一人静かに…」って、あなたはいま、一人暮らしじゃなかったっけ、って?

はい、そうです。
事情があって私、
小さなあばら家に、
目下、一人で暮らしています。


でも、
たとえば何か考えを整理してみたい時って、
いつもと同じ空気が流れているマイホームじゃあ、
雰囲気が出ないでしょ。

自宅から高速を使って1時間という
その移動時間がまた、実はとても、とても大事なんですよね。



というので出掛けた「創舎呱々」の、私が大好きなウッドデッキで、
美味しいコーヒーをいただきました。

デッキを覆う「ヤマボウシ」の、1ト月前には満開だった花はすでに1輪もありません。

けれど、
散り落ちてしまった花びらを、あっさりとほうきなどで掃いて片付けてしまわず、
テーブルや椅子、デッキに、散ったままを残していただいているオーナーの心遣いが、
私にはとても嬉しく感じたのです。


そんな中で1時間余も長居させていただき、
風に吹かれながらあれこれ考えていると、
不思議に考えが整理されて来るものですよね。

私にとっては
意味のある、よい日曜日でした。


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田んぼの向こうに、普通に「世界一」が見えるありふれた風景。

2009-06-13 | つれずれ




自宅がある北名古屋市のほぼ隣市といって良い稲沢市の
名鉄電車名古屋本線が走るありふれた田園風景。


けれど、
こんな地方都市にもかかわらず、
超近代的な「世界一」が
日常のごく普通の生活の中で常に見られるという現実に、
この場所を通り掛るたびにいつも
奇妙な感動を覚えるのです。


画面やや左側の細長い建物は、
三菱電機・稲沢製作所の構内に建つ「エレベータ試験塔」。

地上40階建てビルに相当する173mの高さは
なんと「世界一」だそうです。


身近に「世界一」があるからといって、
特別何かいいことがあるわけではないのでしょうが、

拙ブログで一昨年、そして去年とすでに3度目も取り上げてしまったのは、

この「世界一」が建てられたのは隣市であってわが住む町ではないことに
そこはかとない「羨ましさ」を感じているからに違いありますまい。


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(エントリー後にタイトルを変えました)

絶滅。

2009-06-10 | ぼやき
私が通勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」。

その園内にある正式名称「御深井(おふけ)池」のことを、
私はかつて勝手に「蓮池」と呼んでいました。

なぜなら「御深井池」はつい3年前まではこの時期、



こんなふうに蓮の葉が、池の水面全体を覆い尽くしていたからです。

そして6月下旬には、
何本もの花茎が水面に高く伸び、
競い合うように純白の蓮の花を咲かせていました。



ところが、
一昨年のちょうど今頃は――



水面を覆う葉が前年の半分以下に減ってしまい、


そして去年はさらに――



このありさま。


それでも、ごく部分的に葉が残った場所もあって、



シーズン中に、たった数輪でしたが、
開花を楽しむことが出来ました。



そんな、私がかつて「蓮池」と呼んだ「御深井池」の
今朝の様子は、
こうです。




1枚の、
たった1枚の蓮の葉さえ、
池の水面には浮いていません。


去年、辛うじて部分的に生き延びた場所も
今年は



…………。

全滅――と言うよりも、
少なくともここ「名城公園・御深井池」での蓮は、「絶滅」したと表現したほうが的確かもしれません。



悲しい限りです。

と同時に、

「蓮池」に
蓮の葉1枚浮いていない風景を
いつの間にか何とも思わなくなってしまう感覚のマヒを恐れます。


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頭の固さ。

2009-06-08 | ぼやき
体力の、年齢相応の衰えは仕方がないものの、
物の見方や発想では、若い世代にもまだまだ負けるものか
――と密かに思っていた自負と自信が
いささか崩れました。



先週3日付の拙ブログ「『…にも』って何?」で、
会社のトイレの個室で目に止まったトイレットペーパーの
パッケージ印刷の文面について茶々を入れました。



「吸水性に優れ、水洗トイレにも最適です」と印刷してあるけれど、
「水洗トイレにも…」の「…にも」って、どういう意味? 表現がおかしくない?――と。



すると、
早速コメントをいただきました。いつも応援していただいている「P」さんから。
「トイレットペーパーは、トイレ以外でも使うことがあるからじゃないですか?」と。


読んで、
ハッと気が付きました。
そして、確認のため、
バレたら盗撮の嫌疑で通報されかねない危険をあえて冒しながら、
携帯カメラによるトイレ内での写真撮影に再度、チャレンジしてみたんですね。

すると――。




お分かりになりましたか?
このトイレットペーパーの表側のビニールのパッケージには、
こう印刷されていたのです。

「ROLL PAPER」



そう、
この商品パッケージには、
「トイレットペーパー」ではなく「ロールペーパー」と印刷されていたんです。

ということは、
少なくともこのメーカーはこの商品を「トイレットペーパー」ではなく
用途が幅広い「ロールペーパー」として売っているにもかかわらず、

買い手の私たちがそれをトイレに置き、「トイレットペーパー」として使っているために、
「トイレにも…」というパッケージの表現に、妙な違和感を勝手に感じているだけだったのです。



第一、よく見れば、パッケージにもすぐその前段に「お肌に優しいロールペーパー」と印刷されていました。

にもかかわらず、

トイレに置かれているからトイレットペーパーなのだと勝手に思い込んで疑わなかった私――。

年齢による頭の固さは、
残念ながら否めないようです。


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温暖化。

2009-06-06 | ぼやき



ごめんなさい――と最初から謝っておきます。
だって、
こんな幼稚な親父ギャグしか頭に浮かんで来ないからです。

というので、これからが本文。

「蝶の写真を
 これだけきちんと撮ったのは
 チョー久しぶりです。」

…………



ただ、
帰宅後、ネット図鑑でこの蝶の名を調べてみました。
すると――。


羽根の紋様から判断して、どうやら「ヒョウモンチョウ」の仲間には違いなさそうで、
中でも「ツマグロヒョウモンチョウ」に似ている気がします。


だとすれば、ですが――

■ツマグロヒョウモンチョウ【分布】
アフリカ北東部からインド、インドシナ半島、オーストラリア、中国、朝鮮半島、日本までの熱帯・温帯域に広く分布する。
この分布域は、他のヒョウモンチョウ類が温帯から寒帯にかけて分布するのとは対照的である。

日本では南西諸島、九州、四国、本州南西部で見られる。
本州では1980年代まで近畿地方以西でしか見られなかったが、徐々に生息域が北上し1990年代以降には東海地方から関東地方南部、富山県・新潟県の平野部で観察されるようになった。
2002年には北関東でも目撃報告がある。
2006年現在、北関東でもほぼ定着し、普通種になりつつある。
(出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」)


つまり、

もともとは南方系の蝶だったのに、
近年は日本でも、
しかも最近は関東以北でも見られるようになってきたという点で、
「ツマグロヒョウモンチョウ」は「地球の温暖化を証明する品種」ということになるようです。


しょーもない駄洒落を言っている場合では、
なさそうですね。


(アップ後、タイトルを変更しました)
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雨の芒種。

2009-06-05 | つれずれ


家を出た時にはまだ小降りだった雨が、
私が出勤途上に毎朝歩く名古屋市北区「名城公園」に着いたころは、
雨脚がかなり激しくなっていました。

さすがに今日は外に出るのをやめ、
最近いただいた中島美嘉のアルバムを聞きながら
数十分間を過ごしました。

こんな雨の朝も
たまにはいいものです。



そして、
1週間の仕事を終えた帰り道には、
お気に入りのご近所カフェ「あうら」に寄って来ました。



「きょうは芒種です」と、
いつものように女性オーナーが
二十四節気の今日を教えてくれました。

芒種――
 稲や麦など芒(のぎ)のある穀物の種蒔きをする頃。
 天文学的には、太陽が黄経75度の点を通過する瞬間。
 蟷螂(かまきり)や蛍が現れ始め、梅の実が黄ばみ始める。
――だそうです。


私たち人間は
時々、悩んだり、戸惑ったり、考え込んだりして立ち止まったりしますが、

季節は
歩みを
止めません。


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私は、知っている。

2009-06-04 | つれずれ
会社近くの路上。
この場所に停められているのをよく見かける1台の車の
ドア部分に小さなステッカーが貼られていることに今日、気が付きました。




近づいてみると、
そのステッカーには――



車上荒らしに来られた方へ
 悪いことは言いません、この車はやめたほうがいいです。
 ■この車の所有者をよくお調べになられた方が身のためです。
  手を付けたら半殺しだと思います。

――と印刷されていました。


なるほどね。
こんな書き方をして車上狙いの気勢を削ぐための、いわゆる「なんちゃって警告ステッカー」……だと思うには思うのですが、

ただ――。


この車の所有者が

実は昔、チャンピオン・ベルトを締めたことのある元プロの格闘家であることを、
私は知っています。


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「…にも」って何?

2009-06-03 | つれずれ
さて、
こんな光景をどこかでご覧になったこと、ありますよね。



そう、
トイレの「個室」の風景です。

棚の上に、トイレットペーパーの予備が置いてあったりします。

私、用事があって今日、
会社のこの「個室」に入りました。(それ以上のことは想像しなくて結構です



で、
私、身長が185cmと高いため、
こうして棚の上に置かれた物に、ついつい目が行ってしまうんですよね。

そして今日も何気なく
ビニールの包装に印刷された文章を読んでしまい、
「?」とギモンに思ってしまったんですよ。

だって――



「・地球に優しい再生紙100%です」――なるほど、省エネ・エコはとても大事ですよね。
「・ソフトな感触がお肌に優しいロールペーパーです」――そう、感触はソフトであってほしいですよね。
「・吸水性に優れ、水洗トイレにも最適です」――はいはい、吸水性が悪いと水に溶けませんからね。だからこのトイレットペーパーは、水洗トイレにも最適なのね…………ん? 「水洗トイレにも」の「にも」っていう表現、どういう意味?

トイレットペーパーって、
もともと、水洗トイレ用の紙じゃなかったっけ?
それなのにわざわざ「にも」って付け加えたのは、どういうこと?



「背が高くていいですね」なんて言わる時代になりましたが、
背が高いと、視野が広がって、見えなくてよい物まで見えてしまい、
その結果、悩まなくてもよい事まで悩んでしまったりすることもあるのですから、
良し悪しですよ、マジで。


それにしても、です。
いかに勤務先とはいえ、
トイレの「個室」で「ピロリロリーン」とシャッター音を立てながら携帯カメラを使うのは、
ほかに誰も居ないことを十二分に確かめる細心の用心と
それでもなお誰かに見つかって追及された場合、開き直って弁解できる度胸が
必要なようです。


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ウルトラマン、兄弟多し。

2009-06-02 | つれずれ
私の通勤コース上にある名古屋市中区「CBCテレビ」本社の玄関前には、



巨大なウルトラマンが立っていて、
足元を行き交う善良な市民を見守ってくれていますが、


自宅がある北名古屋市の某ミニ百貨店の駐輪場にも、



時折、ウルトラマン兄弟が停まっていたりします
――という話を先月7日付の拙ブログで書きました。



ところが最近は、
私が毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」にも



兄弟分がしばしば出没するようになったばかりか、


今日なんかは、何気なくサイドミラーを見ると



いつの間にかウルトラマンに、あとをつけられていることに気が付きました。


マニアではないのでよく知りませんが、
ウルトラマンって、
いまだに兄弟が増え続けているのでしょうか。

だとすれば、
ウルトラマンの母、がんばってますね。
いや、がっんばってるのは父のほうなのかな?

シュワッチ!


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