アイドル。

さてと、
私は、
誰でしょう？

第１ヒント。↓



ま、分からなくても仕方ないでしょう。

では、
第２ヒント。↓



あれ？　難しいですか？

それでは、
第３ヒント。↓



まだ分かりません？
うーん、全身のサービス・カットなんですけどねえ。

仕方がありません、
明日は週末で気分がいいから、
気前良く後姿を、はいっ! ↓




ねえねえお客さん、勘弁してくださいな、もうぉ～。
私ですよ、私!!



「おはようザウルス」です。
えっ？　ご存知ない？

変だなあ。
わが社の社員なら全員知っている超アイドルなのに。


私の勤務先には、
少し広めの１フロアーの事務所に、
およそ40人の社員が働いています。

午前9時。
始業のチャイムが鳴ると、全員が立ち上がり、
元気良く「おはようございます!」とあいさつするのが慣わしです。
そう、小中学校と同じ。

ということは…、
誰かがまず「おはようございます!」の音頭を執（と）らなければ、タイミングが揃いません。

学校の教室なら、一番偉い級長さんの役目でしょうが、
会社では、まさか社長に任せるわけにもいきませんから、
社員が輪番で務めます。

でも、自分に回ってきた順番をうっかり忘れると、
みんなが「あれっ？」ってな顔をして周りをキョロキョロ見回し、
いささか気まずい沈黙の時間が流れます。

そこで、
発声の順番が回ってきたことを忘れないように、
この「おはようザウルス」君を、次の人に手渡しで回すことにしよう、
――という極めて画期的かつ近代的なシステムをわが社は考案し、
もう10年以上も前から、採用しているのであります。
どんなもんです!!!!　　＆



原型のぬいぐるみは、「ＵＦＯキャッチャー」名人の社員が仕入れてきました。

最初は「おはよう当番」の札が首からぶら下がっているだけですが、
回り回っているうち、
最初に誰かがいたずら書きをしたのがきっかけで、
だんだんエスカレートし、
やがては先の通りになるのも、世の習いですわなあ。

実は、現在の「おはようザウルス」君は３代目。
初代、２代目の「最期」は、とてもお目にかけられる状態ではありませんでした。南無阿弥陀仏。


ついでに、
もう1つご紹介しておきますと、
「おはよう当番」の札の裏側は、



こうなっています。

やっぱり名古屋です、
「おはようザウルス」も当然「中日ドラゴンズ・ファン」です。

だって、
「ザウルス」→「恐竜」→「強竜」ですから。

お後が、よろしいようで。