重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

落ち葉掃き?

2006-09-21 | つれずれ
名古屋は道路が広いことで知られています。

片側4車線と広い中央分離帯を合わせると道幅100mにもなる幹線道路が、
東西と南北に1本ずつ、市のほぼ中央部を走っています。



そのうち南北の100m道路は「久屋大通」と呼ばれ、その中央部分が「セントラル・パーク」として整備されて、真ん中にテレビ塔が建っています。

その「久屋大通」の北端は名古屋城の堀跡にぶつかって途切れますが、
その辺りまで来ると人通りも少なくなるため、私はむしろその周辺が好きで、少し早めに会社を出た日などは、近くの駐車場に車を止め、木立の下のベンチに座ってしばらく時間を過ごしたりしています。




ベンチに座り、紫煙をくゆらせていると、
頭上から時折、
落ち葉がひらひらと舞い降りてくるようになりました。



出勤時にこの道を通ると、4~5人でクルーを組んだ清掃員の姿を見かけることが最近増えた気がするのは、
落ち葉掃除に追われる季節を迎えているからでしょうか。


ただ…。
そうした落ち葉掃除を見ながら、数年前から幻滅していることがあります。
掃除の仕方に「風情」を欠くようになってきたことです。

清掃員クルーの「主役」は、紛れもなく、「文明の利器」を持ったこの人です。



「ブロア」というらしいですね、オジサンが手にしているこの機械。

小型エンジンで内部の羽根を回し、
筒先から噴き出した強力な風で、
落ち葉を吹き飛ばしながら一カ所に集めたあと、
ゴミ袋にごっそり詰め込んで収集する――そんな方法が、名古屋でも数年前から採用されるようになりました。

落ち葉を吹き飛ばしてしまっては、それこそ収拾がつかないのでは?と考えるのはシロウトの浅はかさ、
機械の扱いに慣れれば、
ホウキや熊手を使うより数倍も効率的なうえ、
人手も少なくて済み、安上がりなんだそうです。


経済的なのは結構な話です。
でもねえ、
落ち葉掃きの定番ツールは、やっぱりホウキでしょ。
騒音つきの「ブロア」を使われては、「秋の風情」まで吹き飛ばされてしまうようで、味気なくありません?

というので私は、
「ブロア」のエンジン音に気付くと、
そっと車の窓を閉め、聞こえないフリ、見なかったフリをすることにしています。

こうして、いろんな「風情」が
街の中から消えていくんですよね。



今日の夕焼け、
きれいでしたよ。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いわれてみれば… (mori-kuma)
2006-09-21 23:17:56
 最近の落ち葉掃きは、その風で吹き飛ばしてするヤツが主流のようですねぇ



 『落ち葉掃き』…小学校の頃はよく熊手みたいな箒あれ、名前なんて言うんですかねぇ?

 (誰か教えてください)



 それで、よく校庭を掃かされたものでしたね



 風が強い日は、掃いたそばからまた上から

落ち葉が降ってきて・・・。

 

 空に向かって『もー!!』と、文句を言っていたのが懐かしいですね
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Unknown (永遠)
2006-09-22 14:44:48
落ち葉の季節ですね。。。



夕焼けきれいですね~うっとり♪



あっ・・・女性のあの後ろ姿も。。。おんなじ女として惚れちゃいそうです^^
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永遠さんへ (uwanosora443)
2006-09-22 21:24:44
きれいな夕焼けを見ると、その日あった嫌なこと、辛かったこと、悔しかったこと、悲しかったことを、ぜ~んぶ忘れてしまいますからね。

できれば、そんなことが一つもない毎日を過ごせたらいいんでしょうけど……。

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