![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/b0/438cee15659aab6171b3a57e3ce40bf2.jpg)
浜松市の市街地から北北東へ車で約1時間、
すでに山間部といえる浜松市北区引佐町(旧静岡県引佐郡引佐町)の郷社「六所神社」の参道入口に
この構築物は建っています。
お分かりでしょうか、
この構築物が何か?
「凱旋門」です。
えっ?、読み間違いではありませんよ、
「凱旋門」ですこれは、
フランスのあの凱旋門と同じ。
ただしここでは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1f/3e890dbf34e088ffac41054502089600.jpg)
「凱旋紀念門」(右から左へ)と銘打たれていますけどね。
明治37年(1904年)に勃発した日露戦争に出征し、無事生還した地元の凱旋兵士たちを迎えるため、
同39年(1906年)に建てられたものです。
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明治27年(1894年)の日清戦争に続き、日露戦争でも戦況を有利に進めた日本。
勝って帰ってきた兵士たちを迎えるため、
実は全国各地に「凱旋門」が建てられました。
しかし、
そのほとんどがその後取り壊されてしまった中、
いまも名残りをとどめて現存する「凱旋門」が全国に2つだけあります。
1つは鹿児島県姶良郡姶良町下名に残る石造りの通称「山田凱旋門」、
そしてもう1つが
この引佐町のレンガ造りの「凱旋紀念門」なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/2d/a97902712a0dd082fdf0ddebe242e3be.jpg)
幅3.2m、高さ3.6m。
石製の柱脚の上に、レンガをの、側面の大きな面と小さな面を交互に積み上げる「フランス積み」で作り、
最上部には江戸切り仕上げの石材を乗せられています。
平成14年に国の「登録有形文化財」に指定されましたが、
保存管理状態を見る限り、
残念ながら、それに相応しい扱いを受けているようには思えません。
戦争に関わる「凱旋門」だからという意味では決してなく、
せっかくの歴史的構築物なのですから、
もう少し大切に扱われてよいのではないかと思うこの「凱旋門」を
近くにお出掛けの機会があれば、ご覧になってみてはいかがですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
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(相も変わらず重箱のスミをかじってしまいました)
そこまで気が付きませんでした。
でも、たぶん偶然に過ぎないと
私は思いますけどね。