重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

空中都市。

2008-02-27 | つれずれ

■場所/名古屋市北区 ■日時 2008.2.27 18:08:35 ■カメラ / NIKON D80 ■レンズ / AF-S NIKKOR 70-300mm 1:4.5-5.6 G ■データ / F4.5 1/10秒 ISO400 焦点距離98mm 露出補正+2 / シャッタースピード優先AE スポット測光


名古屋地方は、昨日に続き今日も、一時雪が舞いました。

2月に雪が降ったのは今日で4度目?
24年ぶりの記録なのだそうです。

昨日も言いましたが、
今年は春の訪れが少し遅くなりそうです。



事情があって現在「男やもめ」の私は、
帰路、夕食の材料を買いに立ち寄るスーパーが何軒かあります。

今日行ったのは名古屋市北区の「F」。
いつもは店の前の駐車場に車を停めるのですが、
あいにく満杯だったため、初めて屋上駐車場へ上がりました。

初めて上がってみて、
名古屋駅前に近年、続々と出来た高層ビル群が、
家並みの向こうの、意外な近さに見えることを知りました。


右端が「名古屋ルーセントタワー」で、
地上40階建て、高さ180m、就業人口7000人。

中央の2棟が「JRセントラルタワーズ」で、
右の「オフィス棟」は地上51階建て、高さ245m、
左の「ホテル棟」は地上53階建て、高さ226m、
就業人口は合わせて4500人。

その左隣が「ミッドランドスクエア」で、
地上47階建て、高さ247m、就業人口6000人。

左端は来月完成予定の「モード学園スパイラルタワーズ」で、
地上36階建て、高さ180m、就業人口1500人。

つまり、
この4つの高層ビルだけで、およそ2万人が出入りすることになります。

紛れもなくそれは「空中都市」。


でも……。



こうした街の発展を、
誇らしいと思うより、
むしろ寂しいと感じる気持ちが先に立つのは、なぜなんでしょう。

こうした「快適空間」で働くというのは、
人間にとって本当に幸せなことなのでしょうか。


わが住む街、
わが通う街は、
空を失った「東京」のようには、なってほしくない――

――そんなことを考えながら
何枚かシャッターを切っていました。

もしかすると田舎者の負け惜しみ、
あるいはコンプレックス、
の裏返しなのかも知れませんけど。


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