重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

「昭和」の断片。

2008-02-18 | おすすめ
最初にお断わりし、お詫びしておきますが、
今日の拙ブログは、長いです。
ひたすら、長いです。

なので、
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では、
始めます。





▲朝早くからの牛乳配達のカタカタという音が、かつては「目覚まし」の時計代わりになりました。


▲トイレは昔も「水洗」だったのです。ただし、手を洗う時だけですが。


▲これだけのアンテナでも、テレビは映ったのです。
  ただし、向きと角度の調整にかなりの試行錯誤が必要でしたが。


▲たくさんのスプリングに支えられて、昔の乳母車はまさに「揺り籠」でした。


▲自転車のサドルも、かつては全部「本革高級シート」だったのです。


▲昔のレジスターは10万円未満の買い物しか計算できなかったようです。
  もっとも庶民には、そんな「ケタ外れ」の買い物は無縁でしたが。


▲昔は女性がシビれたポマードも、橋本竜太郎が最後の愛用者だったのでしょうか。


▲短波なら、海外放送を聴くことができました。いま、市販のラジオでそれを出来ますか?
  技術が後退してしまったようです。


▲1964(昭和39)年に「サッポロビール」に社名を変える前の「ニッポンビール」。
  つい「がんばれニッポン!」と叫びたくなる響きがあります。


▲「カラスの濡れ羽色」――艶やかな黒髪が最も美しいとされた時代、
  染めたのは白髪だけでなく赤毛(茶髪)もだったのですが、いまは……。


▲自転車の、ダイナモ(発電機)とランプを結ぶコードを、
  ドライバー1本でこんなにお洒落に編み上げる職人の技術も、見られなくなってしまいました。


▲いまはベンツやジャガーのような高級外車にしかない「エンブレム」が、
  昔は子供自転車の泥除けカバーにさえ付いていたのです。


▲インクで服を汚さないよう腕まくりして謄写版のローラーを走らせる時、
  子供から、少し大人になれたような気分がしたものです。


▲割れてしまったセルロイドの箱も、ナイフで削り、アルミの鉛筆キャップに詰めて火であぶれば、
  「ロケット」の燃料になります。親には内緒の、「男の火遊び」の始まりです。


▲ジージー、カタカタと音を立てながら、8ミリ映写機は、まさに「時代」を映していたのです。


▲日本中のほとんどの赤ちゃんが、くるくる回るメリーゴーランドを目で追い、
  軽やかなオルゴールの音を聞きながらを育ちました。


▲この「生姜糖」の微妙な味は、一生忘れません。いまでも造られているのでしょうか。
  それに、なぜこの形だったのでしょうか。


▲「世界の松下電器」の礎は、創業者・松下幸之助が発明したこの「二股ソケット」にあったのです。


▲目覚まし時計の、けたたましいベルの音は、確実に「目覚まし」の役割を果たしていました。


▲井戸水は、文字通り「天然水」の美味しさがありました。


▲母親が使い切った化粧水の瓶のフタも、ただ「丸い形が面白い」というだけで、
  大事なおもちゃのコレクションに加えられました。


▲洗濯板でゴシゴシ洗っても破れないほど、昔の生地は丈夫だったんでしょうね。


▲誤って指先を切る怖さと痛さを知ったから、「物の扱い方」というものを自然に学んだのだと思います。


▲「♪ 小さな石鹸 カタカタ鳴った」……「かぐや姫」の歌「神田川」の世界が、
  この石鹸箱の中には、まだ詰まっているように見えます。


▲真空管の、ぼんやりとした灯りと温もりは、
  当時の人々の心の暖かさそのものだったのかも知れません。


▲「保健室」――その言葉の響きに、なぜか胸がときめきます。昔も、いまも?


▲カミソリナイフ――父親の使い古しのカミソリの刃が、リサイクルで使われたりもしました。


▲テレビ画面の拡大鏡――なんて呼んでいたか分かりません。
  でも、昔の人はいろんな工夫を考えたものです。


▲「PANASONIC」より「NATIONAL」のほうが、私には愛着があって好きです。


▲1つの「歯磨き“粉”」で家族全員が歯を磨くことに何の抵抗感もなかった時代がありました。


▲洗濯機の脱水器を回すのが面白くて、この時ばかりは母の家事を手伝ったものです。


▲下駄の音がカランコロンと夜の町に響く昔は、
  背後からこっそり忍び寄る引ったくりや痴漢もいなかったように思いますが。


▲この「★」のマークを見ると、怖かった「駐留軍」を思い出します。
  そう、かつての日本は、全土が「沖縄」だったのです。


以上全部の、
いえ、
もっともっとたくさんの「昭和」の断片が、ここ



「北名古屋市東図書館」3階にある、
北名古屋市歴史民俗資料館」(通称「昭和日常博物館」)にあります。


2年前の拙ブログで一度紹介させていただきましたが、
展示が当時よりさらに充実されていることを、昨日の日曜日に立ち寄って知りましたので、
お近くにお越しの節は「ぜひ」と
もう一度お勧めさせてください。




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