毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」では、
園内の木々の葉が、一枚、また一枚と色づき、
あるいは、
はらはらと舞い散りながら、地に戻って行きます。
そんなふうに、「秋」が日々深まり行く中、
今朝、
しばらく足を延ばしていなかった蓮池近くで
咲いているのを発見しました。
失敬。
少し興奮して、
近づき過ぎました。
そう、
桜です。
紛れもなく、
桜です。
異常気象による季節外れの狂い咲き、ではなく、
秋から冬にかけて咲く桜もあることは知っていました。
十月桜、
子福(こぶく)桜、
四季桜、
冬桜……。
去年11月、やはりこの木に咲いた桜は「霜月桜だよ」と
「公園の住人」さんに教えてもらいました。
でも今年はまだ10月半ば。
なので念のため、公園管理事務所に電話して聞いてみました。
すると――。
「うーん。それがね、実は、よく分からんのですよ、記録がなくて。
ただ、花や葉の特徴から見ると、たぶん子福桜じゃなかろうかと、そう思っているんですけどね」
なるほど、お役所というのはどうやら、
「記録」をなくしてしまうことにかけては、共通して名人のようです。
ともかくも、
桜は、桜です。
薄桃色の桜の花を見ると、つい気分が浮き浮きしてしまうのもまた、
日本人に共通した人情というものですよね。
おかげで、ほんのりと温まった気持ちで職場へ向かうことが出来た今日の私でした。
よろしかったら、
おすそ分けを、どうぞ。
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