重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

うわのそら的寸撮/幸せ。

2007-09-27 | つれずれ

■撮影場所/北名古屋市、自宅近くの、とあるカフェで / 2007.09.09 15:33:33
■NIKON D80 / SIGMA DC 18-50mm EX MACRO HSM / F2.8 1/40秒 ISO100 / 絞り優先AE 補正-1 スポット測光

自宅近くのお気に入りの喫茶店で、
美味しいサンドイッチをいただきました。

いえ、「サンドイッチ」と書くより、
少し気取って「サンドウィッチ」と書いてみたくなるような
お洒落で、とても美味しい「サンドウィッチ」でした。

幸せな気分でした。

ただ――。


最近、こうした美味しいものをいただいた後、
食べ終わったそのお皿を見ていると、

突然、昔の思い出が
脳裏にフラッシュ・バックして蘇ってくることがあるんですよね。


たとえば、
子供時代、「おやつ」と言えば「乾パン」か「干しイモ」ぐらいしか与えられなかったこととか。

たとえば、
遠足に持って行き、お昼に空けたお弁当が、
どう見ても周囲の級友のそれに比べるとかなりシンプルだったこととか。

たとえば、
東京で下宿していた学生時代、
月末が近づく前に金が無くなり、
3度のメシが2度に、
2度のメシが1度に減り、

やがては食パン1斤を買う小銭さえ無くなって、
仕送りの現金書留が届くまでの数日間、
空腹を忘れるために、水を飲む以外はひたすら寝て過ごすことも何度かあったこととかを――。


だからいま、
こうしてお洒落で美味しい「サンドウィッチ」を食べていられる幸せを
つくづく感じるばかりでなく、

同時に、
こんなに幸せで、よいのだろうか、
こんな贅沢をして、バチが当たらないだろうか、などとも、
空いたお皿を見ながら思ってしまう、この頃です。


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