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【松江】枕木山(まくらぎさん)

9月中頃のお天気が良い日、義母と3人でドライヴに出かけた。目指すは松江北山のひとつ、枕木山(海抜491m)で、頂上まで車でいける。テレビやラジオの塔がある山だ。上からは眺めが良く中海や大根島、大山が見える。近くの華蔵寺は足弱の義母をおいては行かれないので、門前と裏口からのぞいただけだが、何とも言えない荘厳の気が漂っていた。 ドライヴは2時間ほどで終了、あとはお昼に、家の近くの回転寿司屋に行った。 . . . 本文を読む
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【本】失敗の愛国心

2008年 理論社(よりみちパン!セ) 著者 鈴木邦男 この何年かで読んだ本の中ではずば抜けて面白い。著者は「変り種の右翼」でこの頃時々TVに出ているらしいが、おぼえが無い。それほど、目立たない風貌なのだ。このシリーズは小中学生向けらしく、図書館のジュニアコーナーで発見した。河合塾の講師という著者の教育的情熱も感じる。数冊読んだ、かれの他の著書よりずっと熱がこもっていて、面白い。編集者の意図も加 . . . 本文を読む
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【松江】菅田庵(かんでんあん)

歩くのに好い季節になった。菅田庵は地図を見ると、わりと近くにある。島根大学の西門を午後3時過ぎに出発し、極楽寺と国際交流会館を目印に、地図を見ないで進むことにした。直線なら5分の距離だが、松江の道は行き止まりが多く、記憶ちがいもあり、迷いながら着いたら30分かかった。 門前の立札を読むと、要するにここは茶室だが、もと家老有沢氏の別邸で、私有地なので、見学には予約がいるらしい。中に入る気はないので . . . 本文を読む
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【本】小説永井荷風伝

著者 佐藤春夫 岩波文庫 2009年6月(初出1960年) 永井荷風(1879-1959) 佐藤春夫(1892-1964) このふたりは、作家と読者、師弟でもあったが何よりも詩人と詩人であった。 荷風の亡くなったことをラジオで聞いた4月30日、春夫の庭のマロニエは花盛りだった。彼は人に頼んでその高い梢の花を一枝折り、 「まろにえ 巴里の青嵐に黒き髪なびきけん  師が在りし日を われらしのび . . . 本文を読む
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【映画】ぼくを葬る

ぼくをおくる 2005年 仏 監督 フランソワ・オゾン 出演 メルヴィル・プポー ジャンヌ・モロー DVDにて鑑賞 原題 《Le Temps Reste》 英語では《Time to Leave》 3年前の初夏、世間を騒がせたこの映画、今、1人自宅で落ち着いて見ると、よりよく鑑賞できるような気がする。映画館で見ると、その時の体調や周りの雰囲気に影響されることがある。また、既に見た人の感想に反撥した . . . 本文を読む
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【本】佛にひかれて

著者 丹羽文雄 中公文庫 1974年 (初出 1971年) 丹羽文雄(1904~2005)の作品を読むのは初めてだ。 67歳の時書いたこの自伝は、文庫本で150頁の薄いものだが、 父、母、祖母、姉など、家族の秘密をあらいざらいぶちまけている。 4歳で家を出た母は旅役者と恋仲になって以後、波乱万丈の人生を送る。 ずっと母を恨んでいた作者が、家出のそもそもの原因は母の実母と父の不倫にあったと、ずっ . . . 本文を読む
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【映画】ブタペスト市街戦1956

2007   ハンガリー  DVDで鑑賞 監督 ジョアジ・ソミアス 出演   サンドル・ツェツォ カタ・ガスパールスターリンの死後、自由を求めて立ち上がったブタペスト市民が、侵攻してきたソ連軍に武装して抵抗し、一時は勝利を得るが、最後には押しつぶされてしまうのが1956年のハンガリー動乱だと思うが・・・学校でも家でも教わらなかったようで、記憶からスッポリ抜け落ちている。「野ばら . . . 本文を読む
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