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能町みね子 3冊 

①「文字通り激震が走りました」(文春文庫)②「うっかり鉄道」(幻冬舎文庫)③「私以外みんな不潔」(幻冬舎) 先月9日「大相撲どすこい研ー関脇はつらいよ」というNHKのテレビ番組を見ていたら、才気きらめく女性が出ている。それが彼女を知った最初であった。後で調べたら東大卒で、LGBTのT(トランスジェンダー)(M→F)。今はゲイの男性と結婚している。著書に「オ▽▽だけどOLやってます」「結婚 . . . 本文を読む
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別れの儀式

   シモーヌ・ド・ボーヴォワール著 1983年人文書院刊   二宮フサ・海老坂武・朝吹三吉訳   サルトルの晩年の10年間を綴った「別れの儀式」テープから起こした「サルトルとの対話」が収録されている。ノーベル文学賞の候補者となり、知の巨人といわれたサルトルが、人より早く老い・病気・失明に侵される姿を目の当りにすると、感慨もひとしお。   二人の名が世界史 . . . 本文を読む
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「バルザック書簡集」

オノレ・ド・バルザック著 伊藤幸次・私市保彦訳1976年 東京創元社刊 バルザック全集(26) 彼の全体像を知るには、小説よりも書簡集が適していると思ったので借りてきた。ざっと読むと、彼が原稿のほかに、手紙も膨大な量を書いていたことが分かる。スタンダールやジョルジュ・サンドへの手紙や、アンデルセンの芳名帖のための文章もある。印刷業者への怒りのこもった手紙、妹への日記代わりのような手紙、母親への事務 . . . 本文を読む
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