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招かれた女

著者 シモーヌ・ド・ボーヴォワール 訳者 川口篤・笹森猛正新潮文庫 1956年初版 79年28刷 (初出1943年) ボーヴォワールの最初の小説。大戦中に刊行され、その当時は彼女もまだ、社会的連帯とか責任感よりも、いかに自分の欲望に忠実にアナーキーに生きて行くかで頭がいっぱいだった時代。 物語の舞台は1938年から39年の、大戦直前のパリである。登場人物は30代前半のピエール(俳優で舞台監督)とフ . . . 本文を読む
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課題作文「帽子」

 私の生活に . . . 本文を読む
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孤独な帝国 日本の1920年代 

~ポール・クローデル外交書簡1921-27~ポール・クローデル著 奈良道子訳草思社文庫 2018年百年前に大使として赴任した、ポール・クローデルは日本文化を理解し、日本人に敬意と愛情を抱いた詩人にして外交官である。カトリック教徒だが、赴任前から日本文化に親しんでいた。鋭い感受性と洞察力でとらえた当時の日本・・・読み応えのある書簡集である。訳も綿密で読みやすい。姉のカミーユ・クローデルはロダンの弟子 . . . 本文を読む
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サド侯爵夫人・わが友ヒットラー

三島由紀夫著 新潮文庫1979刊(初出1965ー1968)特に三島の愛読者というわけでもないので、手ごわそうなこれら二作は初めて読んだ。こんな時手掛かりとする巻末の解説は・・・付いてない。かわりに「自作解題(7編)」で作者みずから語っている。1.「サド侯爵夫人があれほど貞節を貫き、獄中の良人に終始一貫尽くしていながら、なぜサドが、老年に及んではじめて自由の身になると、とたんに別れてしまうのか、とい . . . 本文を読む
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暗黒日記

清沢 洌 (きよさわ・きよし)著 岩波文庫 1990年 刊行    戦争中に書かれた本はたいていは、時代の風潮にのったものだが、時には、抵抗する者もいる。果して自分なら、できるだろうか、と想像したりする。    この著者はジャーナリストだが、視野が広く、先見性がある。16歳から、米国の教育を受けたことが大きいと思う。原題は「戦争日記」で戦後,言論が自由になった . . . 本文を読む
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映画「噴火山の女」

1950 伊 98分 モノクロ 監督 ウィリアム・ディターレ 出演 アンナ・マニャーニ ロッサノ・ブラッツィ DVD〈イタリア映画コレクション越境者〉よりロベルト・ロッセリーニの「無防備都市」に魅せられたイングリッド・バーグマンが熱烈なファンレターを監督に出したのは有名だ。彼女の求愛は受け入れられ初仕事は、「ストロンボリ」(シチリアの火山島の名)で、その撮影中に二人は恋仲に。双方の配偶者と子供を捨 . . . 本文を読む
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課題作文「道に迷う」

さて幼稚園時代の話をもうひとつ。~~~~~~~~~~道に迷う~~~~~~~~~~~初めて迷子(まいご)になったのは、五歳の時だ。入園式がすんだ翌日、私は「一人で行く」と言い張った。この企ては、今思えば無謀なものだった。なぜなら、その町に越してきてまだひと月になっていなかったし、それまでに二度しか歩いたことのない道で、いずれも、大人に連れられていっただけだから。幼稚園は子供の足で30分くらいのところ . . . 本文を読む
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課題作文(自由)「逢魔が時」

 子供が犠牲 . . . 本文を読む
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