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渡来人

わたしの夫は、自分の先祖は朝鮮半島からわたって来たと、いつのころ からか信じ込んでいる。何の証拠や根拠があるわけでもないのに。 そもそも、夫の一族には、家系図を作ったり、一族の歴史とか 自分史とかを書いたり、口癖に自慢したりするような人間は ひとりもいないのだ。 確かにいえるのは、陶工だった先祖が、江戸時代に島根の海沿いの 町から招かれて松江城下に住みついたということだ。小八という 名のその玄祖 . . . 本文を読む
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健康診断

生協病院で健康診断を受けた。 骨密度は6月より低くなり80%になっている。 血糖値が高いのは、間食のせいらしい。おやつよ、さらば・・・ 20歳のときより身長が1cm増えて体重は8kg減った。これは珍しい? 視力が裸眼で1.2と1.2。松江の生活があっているのか、よくなっている。 ひと頃は視力が落ち、免許更新に必要な0.6に達するか心配したものだが。 私は身につける物は煩わしく、めがねもコンタ . . . 本文を読む
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佐太(さだ)神社

神在月(旧暦10月)も終りに近づきました。2008年は10月29日~11月27日。 新暦10月の中旬には、松江市内の老舗菓子店によるお汁粉の 無料提供などもありましたが、神事はやはり旧暦で行われます。 出雲大社で会議を終えた神々は、次に松江市鹿島町にある佐太神社へ。 これは8世紀創立の「出雲国風土記」にも載っている神社です。 ここでねぎらいの宴会が盛大に開かれて、順々に 神立(かんだち)橋から全 . . . 本文を読む
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【映画】ホームレス中学生

2008年 日本 116分 監督 古厩智之 原作 田村裕 松江SATY東宝で鑑賞 出演 小池徹平 イッセー尾形 古手川祐子 「人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている」 という芥川龍之介の言葉を思い出させるような物語。 母とはすでに死別し、突然ある夏の日、住居も父も失う主人公。 その一風変った父親をイッセー尾形が好演している。 この父親は、「解散!」と言うセリフと共に3人の子供の . . . 本文を読む
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茶道

今年94歳になる母は、私が高校を卒業して鹿児島を出た50歳のとき、 思い立って、お茶を習い始めた。彼女の小学校の恩師が、たまたま 茶道教室を開いていたのと、家に下の子が一人だけになって、 気分にゆとりが出来たのと、両方の理由かららしい。が、 一度始めたことは、途中で止めない性格なので、とうとう、 知らぬ間に、裏千家の師範の資格をとっていた。 結婚前は女学校の教師をしていたので、物を習うことや教え . . . 本文を読む
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【映画】狂ったバカンス

当時のカトリーヌ・スパーク(17歳)   1962年 伊 110分 監督・脚本 ルチアーノ・サルチェ 原題 La Voglia Matta 出演 カトリーヌ・スパーク ウーゴ・トニャッツィ DVDで鑑賞 海岸で休日を楽しむ若者集団のなかの15~16歳の少女に一目ぼれし、 翻弄される中年男の一日を描いたもの。 イタリア映画は戦後の「靴磨き」「自転車泥棒」「無防備都市」「戦火の彼方」 などの印象が . . . 本文を読む
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映画館のお茶

【松江市立図書館隣の喫茶ウィンのhot-cakeと紅茶。白鳥のお皿に注目!  これは2年前に書いた文です】 私がよく行く映画館は、阪急京都線の高槻市駅から2,3分、アーケードつき 商店街「高槻センター」の中にある、いわゆる名画座で、高槻松竹セントラルという。 1年に数回、昭和の懐かしい映画を特集して上映する。 休憩時間にかかる音楽は、ここ何年もの間ずっと「愛染かつら」や「君の名は」 だったが . . . 本文を読む
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【映画】レッド・クリフ 1

2008年中国 160分 監督 ジョン・ウー 出演 金城武 トニー・レオン 鑑賞 松江SATY東宝 原題 赤壁 三国志は、私達にとっての忠臣蔵のように中国人に親しいのだろうか。 ユーモアが至る所にちりばめられており、 冒頭、皇帝が玉座で居眠りしてるシーンで先ず噴出した。 赤ん坊を背負って戦うシーンは「子連れ狼」みたい。 とくに面白かったのは諸葛亮孔明(金城武)で、軍師でありながら琴を奏で、 . . . 本文を読む
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再会

ずしりと重い感動的なもの、そうでもないもの、再会にもいろいろあるが、 いま私の語ろうとするのは、軽いほうのそれである。 私が39歳の秋、20年以上前になるが、成田からパリへの飛行機の中で、隣の席には若い、たぶん30歳をちょっと出たくらいの男性が座っていた。どちらも出発までの疲れがたまっていたのか、眠ってばかりいて、話はしなかった。ただ、彼が黒いオーバーを着ていて、カメラの類を色々持っていたことは . . . 本文を読む
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【映画】小さな中国のお針子

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バルト海クルーズ

20年余り前、北ヨーロッパを旅行したとき、一晩だけ豪華客船に乗った。 北欧では有名だという船会社シリアラインの、58000トンの船だ。 夕方ヘルシンキの港を出て、国境を越え、翌朝ストックホルムに着く。 免税店、ディスコ、ビュッフェ、温水プール、スパ、カジノなどがあり、まるでホテルのようだ。 ひとり旅の私は、ユーレイルパスのおかげで、乗船する機会を得た。 夜9時過ぎると、早寝する人のために座席は . . . 本文を読む
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ポワチェの少女

24年前の秋、欧州をひとりで旅した時、ケルンからパリまで、 たまたま同じ車室になったフランスの少女エステルは忘れられない。 ジャンパーと白いスニーカーという服装がさりげなくて気に入った。 「服装に掛けるお金があったら旅行する」という点で意見が一致し 彼女は17歳だが両親が5歳のとき離婚し、子供なんか嫌いで、 同棲しても結婚する気はないというのもわたし好み。 ドイツの刃物で有名なゾーリンゲンの男 . . . 本文を読む
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【映画】ジュノ

2007年 米 監督 ジェイソン・ライトマン 脚本 ディアブロ・コディ 出演 エレン・ペイジ マイケル・セラ ジェニファー・ガーナー DVDで鑑賞 予想していたより軽く明るいので、16歳少女の妊娠というテーマから 私が想像した重苦しさや不快さは伴わずに見られた。 この雰囲気が何かに似ていると思ったら「Lの世界」だ。 脚本が30歳の女性というのも影響したのか。 タイトル部分が手描きであることから . . . 本文を読む
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退学願い

義母が、暗いうちから起きて何かゴソゴソしている。 夫が見るとボールペンを握り、施設への連絡帳を開いて 「『〇〇〇〇=施設名を卒業したい』と書いたけど、卒業を退学と直すかねえ。」 それで、「修正液がほしい」とのこと。 夫は「直すことは無い、そのまま出せばいいと思うよ」と答えたそうだ。 ちなみに彼女は〇〇〇〇は学校で、事務長は校長先生、自分は 学生だと思っている。 「夜寝ている間も、頭は色々考え . . . 本文を読む
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セイロンカレー店

休日のおひる、夫が初めてのカレー屋に義母と私を連れて来た。 定番「セイロンカレー」を食し、紅茶を飲みながら、一息ついたら 店名の「印度亜」が気になりだした。この「亜」は何だろう、 お店の人「印度の下という意味で、ホラ、下の方にありますからネ」 インド大陸の下=南にある国、つまりセイロン=スリランカのこと。 グルメ雑誌をめくっていた隣の女性客が 「ここの店長は協力隊でスリランカに行ったそうです」 . . . 本文を読む
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