乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』原作:リリー・フランキー 監督:松岡錠司 脚本:松尾スズキ 2007年 オダギリジョー

2018-08-04 | 映画
      写真は、天王寺動物園(大阪)




 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』



 二人で、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を見た。

 映画の文法に則っとあ、心が温まる良い映画だ。

 皆が善人で、幸せに包まれた人々が集う。






 才人リリー・フランキーが亡き母親への想いを切々と綴ってベストセラーを記録した同名自伝小説を、オダギリジョーと樹木希林という絶妙の顔合わせで映画化した感動ドラマ。

 才人リリー・フランキーが亡き母親への想いを切々と綴ってベストセラーを記録した同名自伝小説を、オダギリジョーと樹木希林という絶妙の顔合わせで映画化した感動ドラマ。
 1960年代。夫オトンに愛想を尽かした妻オカンは、まだ幼い息子、ボクを連れ、小倉から筑豊の実家に戻ると、女手一つでボクを育てることに。1980年代、憧れの東京に出て美大生となったボクは自堕落な毎日を送る。どうにか美大を卒業後、いつしかたまった借金を返そうとなんでも仕事を引き受けるうち、イラストやコラムで次第に食えるようになってきたボクだったが、そんなある日、オカンががんで入院したとの知らせが入る。

 制作年/2007
 制作国/日本
 内容時間/143分
 ジャンル/ドラマ


 出演

 ボク オダギリジョー
 オカン 樹木希林
 若い頃のオカン 内田也哉子
 ミズエ 松たか子
 オトン 小林薫
 筑豊のばあちゃん 渡辺美佐子
 小倉のばあちゃん 佐々木すみ江

 スタッフ

 監督 松岡錠司
 脚本 松尾スズキ
 撮影 笠松則通
 音楽 上田禎    データーは全てwowow公式HPより




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2018年夏、地球に接近の火星と、火星を嫉妬し涙するいびつな月  (2景)

2018-08-03 | お出かけ


    
   2018年夏、地球に接近の火星と、火星を嫉妬し涙するいびつな月
   月は写真のブレでは無く、実際に涙の形をし、鼻焼けていた。




 2018年、夏、火星接近

 赤く輝く火星

 15年ぶり、次は17年後


    

    

    

    


 夫と私は、夜空をしばしばと眺めた。


 火星は小さく、赤く輝いていた。

 あまりにも小さく光も弱いので、目一杯ズームをしてもコンピューターが追いつけぢ、ズーム自体がフリーズしてぐずる。

 カメラのぐずりは、可愛くもなんともない。

 カメラがぐずる前に撮った一番初めの写真が、かろうじて一番見やすく写っていた。

 

 ところがどっこい、少し離れて、真珠のような月がカメラと同様にぐずっていた。

 真珠のような輝きの月には雲がかかっていた。

 その夜の月はいびつで、雪だるま型、或いは涙型の真珠のように見えた。

 

 しばらく待っても、いびつな月。

 ははぁん!読めた!

 皆が火星に注目する故、月は火星に嫉妬をしているのかとほくそ笑む。


 月と火星を交互に眺め、私は十代前半に読んだ、作家星新一氏の一作品を思い出していた。

 その話はこのようなものだったと記憶している。


    何十(億万?)年に一度地球と別の惑星は大接近する。
    地球と惑星が一時的につながり、異星人は地球に乗り込んでくる。
    地球人と異星人の社交パーティの始まりである。
    
    異星人はと求人とほとんど同じであった。
    その中に美しいご婦人がいらっしゃった。

    下心のある男性は、貴婦人に近づき、挨拶を始めた。
    そして地球での愛猿の一部だからと、美しい貴婦人に、正式(?)なキスをした。

    しばらくして食事が始まった。
    貴婦人は急にドレスの裾をまくしあげ、お料理を食べ始めた……………………………。


    概ねこんな感じだったかしらん?うる覚えですが、読んだ当初、お口と◯門が逆だなんてと、ぷふっとブラックユーモアー笑をしたものでした。



 和歌には月を歌われた歌は多くあるが、火星の歌はあるのでしょうか?

 北斗信仰が国内外を問わずどこかしこで見られるので、我が国の和歌にもきっと北斗七星を歌ったものはあるのだろうと思うが、今は思い出せない。

    

    

 ご訪問、ありがとうございます。

    

    
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映画『続・深夜食堂』監督:松岡錠司   脚本:真辺克彦  脚本:小嶋健作  脚本:松岡錠司   小林薫 他2016

2018-08-02 | 映画
  写真は大阪民博にて 呪術のための人形


 


 連日家族と共に映画を見ている私。

 テレビで映画。あんなにテレビ離れをしていたにもかかわらず、見るとなれば、とことんテレビを利用する私。

 そんな私が見た今日の一作品は、『続・深夜食堂』

 昨日見た重厚な『三度目の殺人』とは全く違ったタッチだが、こう言う映画も好きな私。

 とにかく、まばゆいばかりの実力は美人女優が次から次にてんこ盛り。

 私にとって好きな女優さんたちばかりで顔見世のように華やかであった。

 

 好きな女優さんたちばかりだが、その中には小島聖さんもいらっしゃった。

 小島聖さんは新歌舞伎座で観月ありささんと共に舞台を踏んでおられたが、その時のオーラは凄まじく、美しく、またうまかった。

 小島聖さんのお人柄の出た演じ方は今も覚えている。

 カーテンコールでは、彼女は感無量になられたようで、涙を流し手で拭っておられた。

 私はすでに何百回の舞台を見ているとは思うが、彼女のように、あれだけ本気で涙を流し続けたれた女優さんは初めて見たように思う。

 小島聖さんがますます好きになったカーテンコールであった。

 

 安部公房スタジオ作品に度々出ておられた先生のお気に入り俳優のお一人である井川比佐志さんも出演されていた。

 井川比佐志さんが出ておられると、どこか懐かしく落ち着く。

 

 主役の小林薫さんは深夜食堂の親父さん。

 この焼く処に適任でしょうと今回も感じた。

 

 筋書きや感想はあえて割愛。

 それぞれの観客がそれぞれのスタイルで心温かに見ればいいと感じる。

 心が安らぐ、こう言う映画もまた良しと感じた。

 



 小林薫演じる深夜食堂のマスターが、市井の人々の人生を優しく見つめる人情ドラマの劇場版第2作。繁華街の裏路地にある深夜食堂には、今宵もさまざまな人々が集う……。

 安倍夜郎の大ヒット漫画を松岡錠司監督を中心に実写化した人気TVシリーズの劇場版第2作。
 ゲスト
  第1話「焼肉定食」に河井青葉、
  第2話「焼うどん」に池松壮亮、小島聖、キムラ緑子、
  第3話「豚汁定食」に渡辺美佐子。

 ゲスト出演した俳優とキャラクターが後々再登場するのもお約束で、今回は映画版第1作に登場した多部未華子演じるみちるの後日談が描かれるのもお楽しみ。 
 TVシリーズからのレギュラー陣と小林演じるマスターの絡みも安定感抜群で、劇中の料理の数々が実においしそうに見えるのも大きな魅力。



 小林薫演じる深夜食堂のマスターが、市井の人々の人生を優しく見つめる人情ドラマの劇場版第2作。
 繁華街の裏路地にある深夜食堂には、今宵もさまざまな人々が集う……。


「焼肉定食」
 ある夜、深夜食堂に喪服を着たベテラン雑誌編集者の範子が現われる。
 喪服を着るのがストレス発散という彼女だが、本当の葬式で魅力的な男性と出会い……。



「焼うどん」
 近所のそば店の息子・清太は年上の恋人さおりとの結婚を、店を切り盛りする母親・聖子に言い出せずにいた。



「豚汁定食」
 お金に困ったという息子に頼まれ、福岡から東京にやって来た夕起子。
 彼女は息子の同僚と名乗る男にお金を渡してしまい……。



 制作年/2016
 制作国/日本
 内容時間/108分
 ジャンル/ドラマ


 出演

マスター 小林薫
赤塚範子 河井青葉
高木清太 池松壮亮
高木聖子 キムラ緑子
木村さおり 小島聖
小川夕起子 渡辺美佐子
みちる 多部未華子


スタッフ
監督 松岡錠司
脚本 真辺克彦
脚本 小嶋健作
脚本 松岡錠司

 データーは全てwowow公式HPより





 みなさま、ご訪問ありがとうございます。

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映画『三度目の殺人』監督・脚本:是枝裕和  福山雅治 役所広司 広瀬すず 2007年

2018-08-02 | 映画
  写真はイランにて  モスクにて、メッカに向かってお祈り中 (男性)





『三度目の殺人』




 兼ねてから見たかった、映画『三度目の殺人』を家族と共に見る。


 役者、話の展開、構図や蹴上の使い方が見事。


 筋書きが面白い。

 見ていて、話の中に吸い込まれた。

 
 重盛朋章(福山雅治)と三隅高司(役所広司)の話の畳み込みが、二人の顔の陰日なた輪郭と重ねたりずらしたりといったぜつ病な構図で、お互いの心理状態の距離や信頼性を表す。

 ほぼ影の顔の輪郭は、芸術的側面も兼ね備えていた。


 三隅高司(役所広司)と山中咲江(広瀬すず)が、彼女の父親の殺害を匂わす場面では、殺し終えた後左ほほに飛び散る赤い血を手で拭う。

 最初は三隅高司(役所広司)。続いて、山中咲江(広瀬すず)

 法廷から出てきた重盛朋章(福山雅治)は、無表情で二人と同じ仕草で、左ほほの汗を拭う。

 重盛朋章(福山雅治)が真実を悟った瞬間だ。


 ようようの展開ののち、裁判では、死刑を言い渡される。

 三隅高司(役所広司)と山中咲江(広瀬すず)、そして重盛朋章(福山雅治)はそれぞれの真実なる思いを抱きながら、それぞれの道を歩む。

 山中咲江(広瀬すず)の言葉、
「裁判では誰一人として、真実を語りはしないと聞いていたから。」
と言う言葉が、やけに響く。


 裁判を終え、重盛朋章(福山雅治)は美しい90度を感じさせる四叉路に、独り立っている。

 全方向車道には、一旦停止のマーク。

 そのうち対向車線に方向には、

      止まれ

とはっきりと書かれている。


 止まれ

 人生において真実を知りながらも、目をつぶり、それぞれの道を歩む必要があるのかもしれない。

 そのように感じさせて、一旦停止と二箇所止まれがついた小さな正方形の四叉路。

 是は、題名のつけ方と深い関係にあり相乗効果を増す。






 是枝裕和監督が、福山雅治、役所広司らを主役陣に迎えて、二転三転する法廷サスペンス劇に挑戦。
 第41回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞など主要6部門を制した話題作。

 現代日本映画界を代表する実力派監督として、今や海外でも広くその名を知られる是枝監督。元来ホームドラマを得意としてきた彼が、本作では息詰まる法廷サスペンス劇に挑戦。ほぼ死刑確実と思われる殺人容疑者の弁護を担当することになったエリート弁護士が、二転三転する容疑者の供述にすっかり翻弄され、底なしの迷宮世界に引きずり込まれていくさまを、スリル満点に綴る。
「そして父になる」の福山と、これが是枝作品初参加となる役所が白熱の演技対決を繰り広げるほか、広瀬すず、斉藤由貴ら、共演陣も豪華多彩。

 是枝裕和監督が、福山雅治、役所広司らを主役陣に迎えて、二転三転する法廷サスペンス劇に挑戦。第41回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞など主要6部門を制した話題作。

 小さな町工場の社長が殺され、死体が焼かれるという事件が発生。
 工場を解雇された元従業員で殺人の前科がある三隅が逮捕されて、自分がやったと犯行を自供。
 このままでは死刑がほぼ確実と見られていた。
 すっかりサジを投げた同僚に代わって三隅の弁護を担当することになったエリート弁護士の重盛は、判決をなんとか無期懲役に持ち込もうと懸命に奔走するが、
 
 三隅の供述が会うたびに変化して、とんだ迷宮にさまよい込むことに……。



 制作年/2017
 制作国/日本
 内容時間/125分
 ジャンル/ドラマ・サスペンス/ミステリー

 出演

 重盛朋章 福山雅治
 三隅高司 役所広司
 山中咲江 広瀬すず
 山中美津江 斉藤由貴
 摂津大輔 吉田鋼太郎
 重盛彰久 橋爪功

 スタッフ

 監督 是枝裕和
 脚本 是枝裕和

 撮影 瀧本幹也
 音楽 ルドヴィコ・エイナウディ

      データーは全てwowow公式HPより引用






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