『ギリシア・ローマ神話』1 講談社学術文庫 (『ギリシア・ローマ神話』、佐々木 理(ささき ただし))
『ギリシア・ローマ神話』講談社学術文庫を半ばまで読む。
佐々木 理著の『ギリシア・ローマ神話』は高津春繁著『ギリシア神話』のように、『ギリシア神話』の概ね内容をたら得ながら、神話を交えて説明というものではなく、神話そのものである。
『ギリシア神話』52 『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波新書)読了
よって、読みやすさは、断然佐々木 理著の『ギリシア・ローマ神話』の方であるが、神話そのものの全体像を把握する上では、高津春繁著『ギリシア神話』
用途が違うが、両方ともに良い本である。
上に書いたような本の種類の違いがあるので、高津春繁著『ギリシア神話』に出て来た神話が、佐々木 理著『ギリシア・ローマ神話』にも載っていることがある。
『ギリシア・ローマ神話』と『ギリシア神話』では、少しずつニュアンスが違うことがある。
『ギリシア・ローマ神話』の方は、複数のパターンが記されており、民話や神話の好きな人には、興味深い書物だ。
『ギリシア・ローマ神話』には『ギリシア神話』には取り上げられてない話もある。
また、逆もあるのかもしれない。
ここでは、前回の用に大量の記録は取り上げず、心に残った話や『ギリシア神話』にはなかった話を記録していきたい。
また前回とは異なり、【ローマ神話】も取り上げられているので、楽しみである。
初めの方はもう随分前に読んだので、要約のみで書いていこうと思う。
続く
講談社学術文庫 ギリシア・ローマ神話
内容説明 (講談社 説明)
詩人ホメーロスとヘシオドスらによって洗練され、集大成されたギリシア・ローマ神話。
本書は、その神話の中から「燕と鶯」「森の女王」「種蒔きの祭」など十三編を選んで、それぞれの神話の発生を探り、神話がどんな世界を構成しているかを追究する。
神話は、古代人の生活習慣や祭儀などを暗示し、反映している。
古代ヨーロッパ人が捉えた自然や世界や人間の営みを、詩情豊かに謳いあげた必読の名編。
内容説明 (講談社 引用)
燕と鶯
葦のささやき
菜園の春
曼陀羅華と蓬
花三種
けだものに殺される神
花男
曙の愛
黄金の雨
顔の怪
森の女王
種蒔きの祭り
猪狩り
佐々木 理 (ウィキペディア)
佐々木 理(ささき ただし、1900年1月1日 - 1991年8月30日)は、日本の西洋古典学者。
長野県生まれ。
1924年東京帝国大学文学部英文科卒。
宮城県女子専門学校教授、第二高等学校教授、1950年、名古屋大学文学部教授となり、1964年定年退官。その後、名古屋大学名誉教授、帝塚山大学教授を務め、1968年椙山短期大学教授となる。
91歳没。
『物語溯源』伊藤書店 1943
『神話学名著選集 20 物語溯源』ゆまに書房 2005(復刻)
『ギリシャ神話と古典文学』伊藤書店 1944 『
神話学名著選集 21 ギリシャ神話と古典文学』ゆまに書房 2005(復刻)
『神話』白揚社(現代生活群書) 1944
『神話』中央公論社 1948
『神話学名著選集 11 神話』ゆまに書房 2003(白揚社版の復刻)
『ギリシャ・ローマ神話』筑摩書房(グリーンベルト新書)1964
『ギリシア・ローマ神話』講談社学術文庫 1992(改訂版)
『新桃旧符』私家版・非売品 1976
『神話学名著選集 25 新桃旧符』ゆまに書房 2005(復刻)
『ギリシア・ローマ神話』1 講談社学術文庫 (『ギリシア・ローマ神話』、佐々木 理(ささき ただし))