乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

金葉和歌集 巻第八 恋部下から二首

2013-01-06 | 和歌、短歌




   女のがりつかはしける    藤原永実
 443 する墨も落つる涙にあらはれて恋しとだにもえこそ書ゝれぬ 
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.126)

    題読人不知
 445 逢うことは夢ばかりにてやみにしをさこそ見しかと人に語るな
              (金葉和歌集 巻第八 恋部下 P.127)


          
 最近「金葉和歌集きんようわかしゅう」を開けて遊んでいます(*^D^*)
             新古典文学大系『金葉和歌集 詞花和歌集』


 『金葉和歌集』とは  ウィキペディより ▼

『金葉和歌集』(きんようわかしゅう)は第五番目の勅撰和歌集で、『後拾遺集』の後、『詞花集』の前に位置する。
 白河院の院宣により源俊頼が編纂。
 天治元年(1124)末、初めて奏覧した(初度本)は、紀貫之の歌を巻頭歌として伝統的な勅撰原則に従ったが、古めかしすぎて白河院の不興を被る。
 天治二年四月頃、改訂本を再度奏覧(二度本)し、これが藤原顕季の歌を巻頭に置いて当代歌人の歌を主軸に置いた斬新すぎる歌集であったためにまた却下され、大治元年(1126)または翌年、三度奏覧してようやく嘉納(三奏本)された。三奏本は源重之の歌を巻頭に置いて、伝統と当世風を調和させたものだったが、実は下書き状態で奏覧されたため世に流布されなかった。

 初度本が孤本、現存する諸伝本のほとんどが二度本で、「新編国歌大観」や、「新日本古典文学大系」はいずれもこの二度本を底本とする。
 三奏本は二本現存し三種とも曲がりなりにも伝えられている、よって三系統の本文がある。
 このような撰集経緯からすれば三奏本を最も完成されたものとすべきであるが、人知れず宮中に秘蔵されたので二度本が早く流布し、主流となっている。

 構成は春・夏・秋・冬、賀、別、恋(上・下)、雑(上・下)の十巻で、十巻という小柄な構成の勅撰集は後にも先にもこの『金葉集』と次の『詞花集』しかない。
 成立に至るまでの複雑な経緯を反映し、『金葉集』は伝本によって歌数の違いも大きいが、650首強を収める。
 源経信・俊頼父子、そして六条藤家の顕季らが主要歌人。

 古今以来の伝統にとらわれず、同時代の歌人による新奇な作風な歌を多く取り入れ、誹諧趣向が目立つ。
 これが当時の歌壇に新風を吹き入れたのは確かだが、のち藤原俊成に批判される通り、「戯(ざ)れの様」が過ぎて格調を欠く歌もあった。




 勅撰和歌集(二十一代集)
  八代集
   古今 - 後撰 - 拾遺 - 後拾遺 - 金葉 - 詞花 - 千載 - 新古今
  十三代集
   新勅撰 - 続後撰 - 続古今 - 続拾遺 - 新後撰 - 玉葉 - 続千載 - 続後拾遺 - 風雅 - 新千載 - 新拾遺 - 新後拾遺 - 新続古今
 (准勅撰)
   新葉




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大和川&龍田川&松尾山&信貴山   (3景)

2013-01-06 | お出かけ


  大和川&龍田川&松尾山&信貴山


 大和川 松尾山


 大和川 信貴山


 左(小)龍田川と (大きく流れる)大和川


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大黒さま  (追記あり)

2013-01-06 | お出かけ






 おめでたいめでたいたいをでんとつり とうもつれればうれしいわたし  (娘 小学校低学年)



 お正月に散歩をしていて、大黒さまを見つけました(*^D^*)
 何となく後ろの金棒が釣り竿に見えてきて、嬉しい気分です(*^o^*)

 

 …と、混乱していたわたし
 釣り竿をもっていらっしゃいますのは、恵比寿さまでした☆
 フォロー、ありがとうございます

 では、後ろは、柱?
 天にも届く勢いです





   乱読記録
   『大黒舞絵巻 鎌倉英勝寺所蔵』奈良絵巻「大黒舞」影印 木村千鶴子・八木意知男 解説(4枚)
   『新日本古典文学大系 室町物語集 下 55』から 「大黒舞」  岩波書店






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片岡から大和川と松尾山を望む  (1景)

2013-01-06 | お出かけ




 
 年に何度か歩く片岡です。
 このあたりはみかん等が作られています。
 この周辺で長屋王の邸宅で使われていた瓦と同じ模様の商品にならなかった瓦が見つかったとのことで、以前、とある方に瓦の窯跡に連れていただいたことがあります。
 少し足を伸ばせば、歴史が転がっています。
 
 
 片岡から大和川と松尾山を望む






  (間違っている場合は教えて頂ければ嬉しいです)
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舟戸神社(ふなとじんじゃ)奈良県 王寺町舟戸1丁目   (4景)

2013-01-06 | お出かけ



   舟戸神社(ふなとじんじゃ)


 今年の入って、少し遠出の散歩をしています。
 毎日方向を変えて歩いています。
 今回は奈良県の王寺町 舟戸神社



  神社に記された説明では
 この神社の神は、衝立(ついたて)船戸神とも呼ばれ、伊弉諾(いざなぎ)神が投げ捨てた杖から化生した神。
 物を衝立の様にして、外から入れない様にした所に祀られ、久那戸(くなど)神と云う。
 他に春日神を祀るので「春日神社」とも云われていた。 


 舟戸神社
 正月には門松
 中をのぞくと…
        主に明治時代のおびただしい数の絵馬

 地物とみなさんの願いが感じ取れます。





 舟戸神社境内から松尾山を望む。



     舟戸神社
     奈良県 北葛城郡王寺町舟戸1丁目10-16


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