古典『古事記』
本年度はじめの講座 古典『古事記』を聞く。
大変面白く、時間はあっという間に過ぎた。
ここのところ「ヤマトタケル」のお話で、わたくしの中では盛り上がる。
以前松竹座で見た元猿之助劇団の役者さんたちの女形二役でこんがらがった『ヤマトタケル』。浅はかなこと^^::
昨年は『古事記』を読み、秋には現猿之助さんによる『ヤマトタケル』をテレビで見たので、物の見事に自分の中でつながリました……か?。
秋には松阪の本居記念館も見たことだし…
吹雪ジュン似の美しい先生の興味深いお話のおかげで、もう一度『古事記』をじっくりと読みたく感じた。
『家族』
監督・原作・脚本:山田洋次
脚本:宮崎晃
出演:井川比佐志 倍賞千恵子 笠智衆 ハナ肇 渥美清
1970年
松竹
107分
カラー
長崎から北海道まで新天地を求めて旅を続ける炭鉱離職者の一家の愛と哀しみの物語 山田洋次が5年間温めた構想を、日本縦断3000キロのロケと1年間という時間をかけて完成 長崎県の小島から北海道の開拓村をめざして旅を続ける5人家族が、苦難の内に家族の絆を深めていく姿を描くロードムービー。山田洋次が5年間温め続けた構想を、日本列島縦断3000キロのロケと1年間という時間をかけて完成させた快作。高度経済成長の象徴としての大阪万博に、貧しい一家の過去と現在を対比させる演出は秀逸。
山田洋次映画監督・原作・脚本の『家族』を見る。
安部公房氏お気に入りの俳優井川比佐志さんも出演されていた。
笠智衆さん、渥美清さん。いつも思うが、出演される場面で、自分の世界を描き上げられる存在感のある役者さん。
話の展開は山有り谷有りほほえましさ有り…で、適度に満足し、見て良かったという気持ちにさせる。
途中倍賞千恵子さんが画面向って左向き。手紙こそもってないが、『窓辺で手紙を読む女』(フェルメール)の構図を思わせる。
倍賞千恵子さんさんのおでこのかたちは素晴らしい☆
『怪談乳房榎』
出演:中村勘太郎(現・勘九郎) 中村七之助 片岡市蔵 中村獅童
2011年(全2話)
103分
カラー
三遊亭円朝の口演をもとにした怪談噺で、<中村勘太郎四役早替りにて相勤め申し候>とうたわれているように重信・正助・三次・円朝の四役を、勘太郎(現・勘九郎)がスピーディーな早替わりで演じ分ける。花道でのすれ違い様に、また滝の本水の中で、一瞬にして別人に変わる演出は見事。敵役の磯貝浪江に獅童、重信の妻お関に七之助ほかの出演で、若さ溢れる清新な舞台をお届けする。 絵師菱川重信(勘太郎=現・勘九郎)の妻お関(七之助)に惚れた浪人の磯貝浪江(獅童)は、重信が家を留守にした隙にお関を我が物にしてしまう。さらに下男の正助(勘太郎=現・勘九郎)を仲間に引き入れると重信を殺す手伝いをさせ、邪魔な赤ん坊の真与太郎を四谷角筈十二社の滝壺へ棄てに行かせるのだが…。 (2011年/平成23年8月・新橋演舞場)
平成23年8月・新橋演舞場『怪談乳房榎』をまたまたテレビで見る。
この早変わりには、満足満足。
勘太郎さんの下男役田舎言葉は勘三郎さんに一見似ているようで全く違い癖が濃いが、七五調の決め台詞はなかなかのもの。
中村七之助さん、美しいし、台詞も見事。
歌舞伎舞台では男前の獅童君も出演。
白塗り舞台映えのする口元きりりと引き締まった獅童君と、見事に美しい七之助さんとの場はうっとり。場の雰囲気は盛り上がり、怖くて身が縮む。
七之助さんをもっともっと舞台に!と、思う今日この頃。
獅童君、ここのところがんばって織られる。
手指足表情など形をつくろうつくろうとしておられる姿が心地が良い。年はずいぶんとっておられるが、自分のこどもを心配そうに眺めている自分に気づく。上手い下手云々より、がんばれ!と応援したくなる役者さん。
片岡市蔵さんがでてこられると、ほっとする。
市蔵さんも好きな役者さんの一人^^V
好き放題書いておりますが、お許しを