(写真は信貴山の毘沙門天。乱鳥記録 ↓
http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/e8d6a797bb9ea0ccd35886192b963338)
記録だけ
2009年度 21冊目
『毘沙門天像の誕生』シルクロードの東北文化交流
歴史文化ライブラリー 81
田辺 勝美 著
1999年12月1日第1版
吉川弘文館
歴史文化ライブラリー 81
1700円+ 税
二月四日。
『毘沙門天像の誕生』シルクロードの東北文化交流を読了。
基礎知識のない私には難しい。
絵図を何十回見たり、説明を何度も読み直した。
鳥の話や文様に描かれた鳥の話は今まで疑問に感じていたことが少し解決できた。
浮き彫りの見方も少しひもとけた。
手の形や意味合いも興味深い。
博物館などに行った際、今まで私が苦手としていた『コイン』の絵柄や文様などに意味があることもわかり、近ぞ博物館で遊ぶとき、私なりにだが 今までよりは深く見られるのではないかと思える素晴らしい本。
博物館に今にでも行きたいと思える良書であることを付け加えておく。
歴史文化ライブラリー葉これまでにも読んだことがある。
宮田登氏の『歴史と民俗のあいだ』など、このシリーズは興味深い内容の本が他にも多い。
折をみて、興味あるものは楽しんでみたいと考える。
『毘沙門天像』や『シルクロード』や『東北文化交流』といった興味のあることばにつられて読み始めたが、専門的論文に近い感じで、わかり方々は読まれればかなり中身の充実した内容。
難しいことは私にはわからないが、著者の新たなる発見なども筋道を立てて論証され、またその姿に感動した。
私はと『毘沙門天像の誕生』シルクロードの東北文化交流と併読して、私は『都市と境界の民俗』(筑波大学民俗学研究室)と『江戸庶民風俗絵図』(三谷一馬著)を併読。
三冊ともかなり読み応えのある。
『都市と境界の民俗』(筑波大学民俗学研究室)は難しいが、かなり面白い。
『江戸庶民風俗絵図』(三谷一馬著)は先日『江戸職人絵聚』と同じシリーズ。
先日読んだ赤松啓介著の『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』と同様、事実を書いてあるが、論理的展開と論証が無いため、途中で少し飽きる。
こういった点から考えて、私は今回 『江戸庶民風俗絵図』を読むことは中断するような気がする。