(写真はイランのテヘランにある『絨毯博物館』です。
絨毯は古い物から新しい物、大きいものかた二畳くらいの小さな物、シルクやウールや混合糸、少数民族の絨毯などいろいろあり、文様も至って豊富。
一人でゆっくりとした時間を過ごすことができた。)
記録だけ
2008年度 65冊目
『シルクロード 華麗なる植物文様の世界』
古代オリエント博物館 編
MUSAEA JAPONICA 5
山川出版社
発行者 野澤伸平
2006年9月25日 第1版発行
258ページ 1619円+税
6月10日、家族の書斎から本をちょっと拝借。
古代オリエント博物館編の 『シルクロード 華麗なる植物文様の世界』を楽しむ。
これがなかなか面白い。
エジプト、 地中海世界、 西アジア、 南アジア・東南アジア、 東アジアなどの特徴的な植物文様が要領よく記され、説明されている。
特にイラン、イラク、エジプト、中国、日本の文様は興味深い。
この本を読んでいると、まるで東洋美術の授業を受けているようで、たまらなく魅力的だ。
写真は至って美しく、博物館でひとり、うっとりと展示物を見つめている錯覚さえ覚える。
本書も、幸せを感じさせる良書といえよう。