日常

共鳴と感度 の対話

2014-08-07 07:33:15 | 考え
●高3女子「自分が何をしたいか見つからなくて、どこに進学すればいいかわからないんだよね。」

●いなば「自分の経験を言うと、自分は3歳の時から「人間はなぜ生まれてきたのか、どこに行くのか」ということを毎日考えてたから、18歳の受験まで15年考えてても、分からなかったよ。
でも、最近30歳を過ぎてその断片を思いだし始めたんだよね。だから30年近くは対話が必要なんじゃないかなぁ。

もちろん、そのテーマをこの人生でとりかかるかどうか全て自由だよ。素敵な仕組みじゃない?だって、そこは自由なんだよ! それぞれ課題は違うから、押し付けはよくないよ。互いを尊重しようね。

ただ、あたまでは分からなくてもこころやからだは必ず覚えてるし知ってるから、色んな人に会って、いろんな場所にいって、そこで体がどう反応するか、それを観察すればいい。それが羅針盤だよ。リトマス試験紙みたいなものだよ。 

場所や人で、自分のなかに稲妻が走れば、そこにヒントがある。
ヒントであって答えではないからそこは勘違いしないでね。 

今わからなくても、それは精妙なパズルのピースのようなもので、いつかその精妙な連関性が分かる仕掛けになってるからね。だから大丈夫。かみさまって壮大な仕掛けをしてるのよ。これが素敵なんだよねー。この演出はここにつながるのか!って、思わず歓喜の声あげるよ。その複雑にして針の穴を通すような精妙な構造に、僕らはぐうの音も出ないよね。
・・・・と言うことで、受験の参考になったかな?」

●高3女子「うん!ありがとう!(^^」
でも、いなばさんって、そんなに体が反応するの?場所に行ったり、人に会うだけで・・・。」

●いなば「からだやこころって言うのは勝手に反応してるんだよ。誰でもそう。特別な人なんていない。 
だって、勝手に共鳴してるからね。この世界は共鳴や共振をベースに動いているんだよ。楽器みたいなものだからね。勝手に音を奏でているわけだよね。

でも、そこをあたまが蓋をしている。感じないようなふりをしているわけよ。
「感じないという錯覚を感じる」ことができるわけ。これも人間のすごさの一端なんだけどね。すごいでしょ?言葉で表現すると奇妙だよね。
ただ、それも何かの防衛反応だから、それはそれでOKだと自分は思うよ。それを否定する必要もないんだよ。ダメなものなんてこの世にないからね。

体は勝手に反応しているし感じている。
だから、そのことを信じればいいんだよ。
それが「自分」を信じるっていうこと。
そのときの「自分」っていうのは、物質的には自分を構成している100,000,000,000,000個の細胞すべての調和を信じるってことね。だって全部生きてるんだからね。

脳とかあたまの細胞くんは100,000,000,000個くらいみたいだよ。
からだが100兆であたまが1000億くらいだから、3桁くらい数が違うんだけど、あたまは声が大きくて威勢がいいから、思わず従っちゃうかもね。

まあ、それはそういう特徴だと思えばいいんだけど。別に巻き込まれなくていいんだよ。あたまに怖がらないでね。からだで自信持って堂々と。
だって、あたまも、からだが死んでしまうと生きれないからね。お互い共存しないと。


そういうわけで、自分はしょっちゅうからだに電撃が走ってイナヅマが走ってる。もう大変だよ。
日々感動してる。

偏見とか思い込みって、自分の自由を制限するから、その辺は自由自在がいいと思うな。
不自由さを感じてたら危険信号。自由を感じるまで微調整。その上で、他者それぞれの自由を尊重するんだよ。

岡本太郎さんや横尾忠則の絵なんて見ると大変なことになる。好きだからね。からだが好きだ!って勝手に主張してるのよ。それをよく聞いてあげるわけ。うんうん、よくわかるよ!ってね。

自然を見ると、虫とか植物とか、水の精妙な動きとか・・・もうすごいじゃない。そのすごさはからだが勝手に反応してる。
時にはからだの声をよく聞いてあげてね。みんなさびしがり屋だからね。いじけてるよ。


だから、感度のつまみは時々チューニングしないといけないよね。
感度のつまみは自分で調整できるんだよ。最大限にすると壊れちゃうし、最小限にすると意味がなくなる。
だから、その間を各自調整しよう。それは個人差があるし、時期によっても常に違うからね。毎日毎日点検が必要だよ。愛情持って接しようね。

感度つまみの設定を忘れないでね。常に思いだそうね。にんげんの人体設定はそんなに大きく違わないからね。

特別な人っていないんだよ。感度の調整が自由で上手な人がいるだけだよ。
そして、それは誰にでもできる。
特別視する必要はないんだよ。敬意を持つことは大事だけど、特別視したりするのはよくないなー。


一度設定を変えたらそこで固定しちゃう場合が多いんだよ。それは人間の自動調節能と言う素晴らしい仕組みのおかげでもある。

自動操縦を時には変えて、マニュアル運転に切り替えて感度のつまみをきりかえようね。
それをするのもしないのも、全部「自分」だし、「自由」なんだよ。すごいでしょ。この仕組み!!」

●高3女子「うん!すごいね!(^^」

4 コメント

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Unknown (安藤)
2014-08-07 22:36:21
つい最近、まさに『偏見や思い込み』がいかに、人の言動を支配しているかということを見せ付けられる経験を致しました。幸い、それに巻き込まれ、自分自身が取り乱されることは無いのですが、おっしゃるように、この体験が時間を経て、何処に繋がっているのか楽しみです。今回もいお話をありがとうございました(^-^)
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Unknown (いなば)
2014-08-08 08:17:42
>安藤さん
そうですね。
人間において意識の壁、偏見の壁・・・というのは思っている以上に高いようです。基本的にはあたまでつくられた情報をもとにつくられているので、その情報がどこ由来で、どういう意図が混入されているのか、その来歴や由来を自分なりにチェックするのがだいじなようですね。ご飯を食べるとき、その食品がどういうプロセスをたどって加工され、作られ、販売され、運ばれているか、ということを確認することと同じだと思います。自分のからだやこころの中に入ってくるもので、そこをベースに物質的なものは作成されますので、過度な陰謀論やおそれにひきづられず、自分のからだと日々対話していきたいものだと思います。
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原体験 (玉猫)
2014-08-17 14:30:21
いなばさんは3歳ですか・・・。私は5歳でしたね。一生かけて学びたい目標を自覚したのは。で、10歳くらいからその手の本を読みだして、実際に行動に移せたのは、ある程度自由に使えるお金が貯ってからでしたね(具体的には、東南アジアへの仏教留学)。自分の持っているひらめき、ドキドキ感、既視感を大事にしていると、いつの間にかピースが集まって、一枚に絵が見えてくる。それは5歳の時に渇望したものでした。人生は不思議、かつ、行く道を、それほど心配する必要もなさそうですね。
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Unknown (いなば)
2014-08-21 14:13:53
>玉猫さん
そうですね。結局は自分が信じるように人生は展開されていくように思います。その辺りは、かみさまのニクイ演出があの手この手で出てくるようですね。 自分も30年近くで、この世界のからくりがやっとわかってきたので、あとはエンジョイしながらこの世界に貢献していきたいです。(^^
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