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葛城山・安楽寺は沙羅の寺

2010年11月09日 | 奈良・飛鳥時代

 沙羅の寺 「安楽寺」は、高野山真言宗葛城山にあります。 元は法相宗のお寺で、1696年の「葛城寺縁起」によると、「稲屋村阿弥陀山葛城寺(亦名、妙安寺)貞心院は聖徳太子の創建で後に葛木臣に賜うた」とあり、太子四十六院の随一で、八大伽藍の1つとして栄えたが、1590年代になると、堂宇は荒廃し、住僧減じ、今となっては「本堂」と国重文の「塔婆」が残るのみです。 「安楽寺」の奧には「安楽寺塔婆」が建っています。 元は三重塔でしたが、1670年代に九輪が墜落して、上の2層が崩れ、初層のみが残り、その上に宝形屋根をのせたものです。 縁と飛檐を失っているものの、その他はほぼ原形をとどめ、三手先斗共をもった本格的な塔婆建築で、古風な手法が残り、内部は四天柱内いっぱいに仏壇を置いた痕跡があるという。 今は奧に仏壇を仮設して、室町時代の作と推定される「大日如来像」を安置しているということです。 

  

  

 ところで、標識にある「新宮山古墳」というのは、巨勢氏首長クラスの前方後円墳で、権現堂古墳についで古く、玄室内部の石棺もじっくりと見ることのできる石室があります。 実はここを訪れたかったのですが、今回は時間切れで次回におあずけです。

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