ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

遺憾。

2009-11-06 | Weblog
おとんさまとは、しょっちゅう口ゲンカをする。
それもくだらないことで。


お茶を淹れようとして、おとんさまの湯飲みだけが見あたらない。
シンク方面を捜索してもわからない。


「ない」というと。


「探し方が悪い!」


イラッとした顔で、自分で探しに行ったおとんさま。


「あった?」と訊くと、ムスッとした顔で。


「ない」


ならいばるな。


その後、おとんさまが自分で自室に持って行っていたことが判明。


半眼で「ごめんなさいは?」とつっこんでみた。
身に覚えのないことで文句を言われて黙っている筋合いは、かけらもない。


するとおとんさま。


「大変遺憾に思うことで」


をひ。


『遺憾』とは、『憾(うら)み=自分の思っている通りにならなかったことへの思い』を『遺(のこ)す』ということだ。
つまり、残念だと言っているにすぎない。
謝罪の言葉じゃないっての。





ちゃんと「ごめんなさい」が言えるようになるまでブログのネタにしてやる…。
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コメント (2)
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