うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

アルティメット / アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ

2010年12月23日 | 洋画ハラハラドキドキ
 アルティメット  BANLIEUE 13 (2004年 フランス 85分)

なぜか見逃していた、リュック・ベッソンが製作・脚本のアクション。
スタントマン出身のシリル・ラファエリと、映画『YAMAKASI ヤマカシ』のモデルとなったパルクールの使い手ダヴィッド・ベル共演。
屋根を飛び壁を駆け上がる重力無視のパルクール・アクションや格闘シーンはすべてワイヤーなしの本物。

近未来(といっても2010年)のパリ。スラム化した無法地帯(バンリュー13)は高い塀で囲われている。
ここで生まれ育った正義感あふれる男レイトは地区のボスのタハ相手に孤高の戦いを続けていたが、妹をタハに捕らえられてしまった上に警察に拘束される。
一方、強力な時限爆弾をタハに盗まれた政府は特殊部隊の潜入捜査官ダミアンを起用する。案内人に選ばれたのが投獄中のレイト。
200万人の命のために潜入するダミアン(シリル・ラファエリ)と、妹奪還に動くレイト(ダヴィッド・ベル)の超絶リアルアクション。
人質が恋人ではなく妹、ってとこがいい。
無条件に守るべき相手であり、レイトの私利私欲のなさ、禁欲性が表現できるでしょ。
随所に香港アクション、特にブルース・リーへのオマージュあり。


 アルティメット2  マッスル・ネバー・ダイ BANLIEUE-ULTIMATUM (2009年 フランス 102分)

第一作に妙な邦題をつけるから続編でまたもっと妙な副題をつけるハメになる(苦笑)。
原題を訳せば前のが「バンリュー13」。続編が「バンリュー アルティメット」(^^A;
前作ラストで壁の撤去が約束されたが反古にされ、今なお、さまざまな人種のギャングたちが暮らす2013年のバンリュー13地区。
この地区で重大犯罪をでっちあげそれを理由にミサイルや軍隊を投入して地区をぶっつぶし、更地にして高層ビルを建てて儲けようっていう陰謀に、またまたダミアンとレイトが立ち向かう。
今回は各人種別ギャングのボスたちも協力するが、このボスたち5人のうち3人が現役ラッパーで存在感バツグン。
そんなラッパーの起用や、前作よりシンプルな勧善懲悪な話なので、青少年向けの映画なんでしょう。
差別主義者や悪者だらけの政府・軍部要人たちの中で、大統領が一貫して「理想を守る正義の人」なのが良い(笑)。
監督が変わったのでアクションにはジャッキー・チェンへのオマージュ多々。そんなユーモアの種類も多彩なリアル・アクション。
中国系ギャングのボス姐御タオ(エロディー・ユン)の登場シーンも意表をついて良かった。しかし、前作に登場したレイトの妹はどこへ消えた????


※ シリル・ラファエリの女装はすごかったな~~(^^A;。
「処刑人」のウィレム・デフォーの女装に次ぐか??(大笑)



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