urt's nest

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TVドラマ『古畑任三郎FINAL 第二夜 フェアな殺人者』

2006年01月07日 | movie
第一夜も見たのですが、物理トリックのあまりのショボさに幻滅して途中からいーかげんに見てたので単発記事は書けません。横溝とクイーンを足して三で割ったみたいな話でしたね。

ということで第二夜。犯人はまさかのキャスティング、イチロー。
マッチのロジックはまあまあ。しかしアリバイトリックがトリックとしての体を成していない、「フェアプレイ」の外延が不明確(マッチは残すのにボールは投げんの?)で、投毒がその名の下に思考放棄など、倒叙ミステリドラマとしての完成度としては高くないです。しかしこの話に限っては、ミステリとしての完成度を云々するようなものではないでしょう。
イチローの芝居は普通に見れた。「兄ちゃん」て台詞なんてちょっと泣けたし、河川敷での古畑とのやり取りは名シーン。話題性とドラマとしての完成度のバランスをうまく取った製作側は賞賛されていいと思います。
一番笑ったのは、今泉が未だ巡査だという事実でしたが…古畑にしてからが警部補だからなあ、考えてみたら当然か。

卒論の追い込みのため、第三夜は録画済も未見。そのうち感想をアップします。


2 コメント

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Unknown (sin)
2006-01-11 17:37:01
第一夜はフリっぽかった。向島さんが警察やめる会話とか二作目でも言ってる「ここ本当に東京都?」って台詞とか。

古畑の投球…完全にボークですね。
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Unknown (urt)
2006-01-12 12:06:06
見てる人の半分は同時に突っ込んだのではないだろうか。
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