アニメ『ハチミツとクローバー①』

ＤＶＤ…予約して買っちゃいましたよ。もちろん初回版…ジャケット可愛いんだもの。

さて、テレビ放映を見ていて、製作者側が原作に忠実に忠実に、世界観を丹念に写し取ろうとする努力が伝わってきてなかなか好ましく見ておりました。でもこの巻に収録された最初の二話は、やはり２クールやるアニメの冒頭ということで独自のシーンが入っています。まず竹本の自転車モノローグから始まるということ（やはり自転車旅のゴールでシメるんでしょうかね）。そしてはぐとあゆのファーストコンタクトシーンの追加。原作者みずからミスと認めている、竹本の「自分の作ったメシがまずくて…」の台詞はしっかり残すなど、忠実すぎるぐらい忠実な部分もありつつ。なかなか新鮮です。
声優さんも概ね好印象。特にあゆはクスハですからね（分かる人だけ分かってね）。オープニング、エンディングは共に素晴らしい楽曲（ＹＵＫＩ「ドラマチック」とスネオヘアー「ワルツ」）ですが、挿入曲はちょっと狙い過ぎかな…という気もしました（スガシカオ「８月のセレナーデ」とスピッツ「ハチミツ」と超豪華布陣。こないだの「Ｙ」は良かったけど）。付録の絵本（？）の対談で大槻ケンヂが歯噛みして自分もメロウな曲やれるって言ってたけど…ちょっと興味あったりしますね。怖いもの見たさ。
さて、「ＣＯＮＴＩＮＵＥ」のハチクロスペシャル（いずれレヴューします）で、ジャンプマンガとの類似について書いてたコラムがあって、「承服しかねる！」と思ってたのですが、『マサル』とのそれについては大納得しました。庄田教授（あゆの指導教官ね）はホントにまんまスーザンでした。意識的にやってるとしか思えない…そもそも森田さんの声優は花中島マサルではないか。

絵、音楽、アートワーク、総じて非常に丁寧でいいアニメです。二巻も当然のように予約。

さて、本日映画化の情報。はぐ役は蒼井優なのだとか。大好きな女優だけどまったく想像できない…むしろあゆじゃねーかとか。こっちはなんだかすごく怖いよー。伊勢谷はひょっとしなくても真山なの…？　ねえ、真山はキャシャーンなの？　バックホーンのレクイエムが聞こえてくるよ？　いや、伊勢谷も好きなんだよ。『金髪の草原』とか観てんだよ。
『ＮＡＮＡ』はもともと映画向きの作品だと思うし、怖いぐらいのハマリキャストを見つけられたからいいと思うんだがこっちは…怖い、怖いぞ。

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