urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

"「GO FOR THE SUN」 TOUR"

2005年11月17日 | live
2005.11.16@名古屋クラブクアトロ

アナログフィッシュ/スパルタローカルズ/フジファブリック "「GO FOR THE SUN」 TOUR"

クアトロぎっしり。六時半ぐらいに入場したのですが、既にロッカーに空きがなくなってました。まあいいメンツだからね…。つか今気づいたんだけどイベントタイトル各バンドの人数とかかってんのね。

フジファブリックの志村が出てきて前説。この人勝手に挙動不審の人だと思ってたんだけど普通の人でしたね。まあだからこそ安部コウセイの変態性が際立ち…ということでまずは最大のお目当て、こないだTシャツまで着込んでいながら急な電話で葬式に呼ばれて、ワンマンを流してしまったスパルタローカルズから。

①SPARTA LOCALS
最高。久しぶりに汗だくでモッシュ。帰り足つった。リベンジ達成。
スパルタを観るのは『セコンドファンファーレ』レコ発以来。あの時は小さいハコ(アポロシアター)で、スパルタ以外のバンドを客が座って観てたし、ライヴ自体も結構淡々としてたものだったけど、この日はさすが客のテンションもバンドの肉体性も段違いだった。跳ねる跳ねる。煽る煽る。叫ぶ叫ぶ。スパルタの曲はレスポンスしやすいから楽しいねー。ピースとか。
コウセイはマジ気ぃ狂ってる。トランスしてたもの。MCなに言ってっかわかんね。あとこのバンドはファッションが胡散臭くていい。どうか皆シャツを脱がないでくれ。特に伊東の長髪振り乱しての泣きのギターは鳥肌立つほどかっこいいわ。
「どの曲が良かった」とか書くところだろうけど、跳ねっぱなしだったし、正直どの曲も良かったので、書くことも特にありませぬ。んー、強いてベストは「GET UP!」かな。テンション無限にアガる。新曲二曲やったんだけど、特に二番目の曲が暗黒ロマンな感じでとてもかっこよかったです。「汚いとこも全部好き」とかそんな。
最高にアガったけど、ワンマンだったら確実にバテてたな。「希望」はワンマンまで待つぜ。

セットリスト(あんま自信ない):①トーキョウバレリーナ②黄金WAVE③夢ステーション④ロックとハニー⑤⑥新曲⑦GET UP!⑧ギャップ⑨ピース

②アナログフィッシュ
いきなりピークを迎えてしまったので、ドリンクカウンターに退避。ウーロン茶を飲みながら(オロナミンビアへのチャレンジを期待していた方ごめんなさい。切実に水分を欲していました)、まったり鑑賞。
キャラの違う二人のソングライタがいるとかの前知識があって、プロモを見たことがあるってくらいのレベルでした。このバンドに関して。今回はギターの人がボーカル執る曲が多かったですが、曲の展開も面白いのが多かったし、キャラ立ちベーシストの曲はまた全然違ってて面白かった。特に「Town」て曲がすごく良かった。
しかし…ごめん、裏から出て来た安部コウセイが俺の横に並んで観てて、途中から集中できんかった。コウセイの襟足見てる時間が長かった。思わず同行者と顔見合わせてしまったけど、周り気づいてたんかな、アレ。俺よりちっちゃかったな。
ふう…意味なく緊張したぜ。

③フジファブリック
「TAIFU」以外ファブフォックスの曲。アルバムの勢いそのままのいいライヴだった。結構盛り上がってた。女の子多かったけど一人ものすごくアツい男の子がいたよ。曲はやっぱいいんだけど、ライヴでのプラスアルファの爆発力にはやや物足りない気がしたかな。シングル曲が一番盛り上がってたしなー。期待してた「マリアとアマゾネス」が意外と大人しかったのが残念だったよ。「茜色の夕日」は泣けた(ちょっと唄不安定だったが)。あとギター、背面弾き普通に上手いね。
しかし同行者はガッツリ掴まれた模様で早速アルバム買ってたし、これからツアー回って一月のワンマンではもっと進化したライヴバンド・フジファブリックの姿が観られるのでは、と志村も言ってたし俺も思った。ので明日先行チケ取ります。こういう伸び白を感じさせてくれるバンドはいいねえ。
鍵盤の人がTバサに似てる。

セットリスト(スパルタと同じく):①モノノケハカランダ②TAIFU③地平線を越えて④茜色の夕日⑤マリアとアマゾネス⑥銀河⑦虹

注意! 以下の記述は、これからこの3バンドのツアーに参加予定の方にはネタバレになります。新鮮な喜びを味わいたい方は読まれないことをオススメします。

en.
フジファブリックがやるもんだとばっかり思ってたらセット変更。すわスパルタかと喜んだらなんと全バンド全員登場。ピースフル。コウセイが「一曲だけ」っつって何を鳴らすもんかと思ってたら…

「今夜はブギーバック」!!

反則だろ。
アナログのベースと志村がボーカル。コウセイとアナログギターがMC。うーん。良かった。手上げっぱなし。

さて。コウセイが「ロックの先達の歴史に俺ら新世代が食い込む瞬間をお前らは目撃する」(意訳。本当はグァッとかドバッとかなんかオノマトペが氾濫してた)とか言ってたけど、正にその通り。日本のロックの未来は明るいと思わせられるイベントでした。

帰りに吉野家でメシ食ってたら「茜色の夕日」が流れてた。