国際親善試合 日本 ０－１ ウクライナ

試合開始前は、角沢の実況に関しての嫌味を中心にした構成を考えていたのだけれど、それ以上にストレスの溜まる試合だった。つか角ちゃんも増幅材料となっていたのは間違いないが。

ただ、中田英寿の攻守の奮闘、あれだけの運動量のなかにあって、なお落ちないプレイの精度には、正直涙ぐむほどの感動をおぼえました。

さて、ベストプレイヤに対する賛辞だけで終えたいところでもありますが、やはり苦言も呈する必要があるでしょうな。
まず審判。国際試合であれだけ偏ったジャッジを久しぶりに見ました。最初から、こっちのコンタクトだけに異常に神経質でしたね。スクリーンプレイまで習得されているようで。中田浩二のタックルは確かに危険なプレイでしたが、あまりにも嬉々としてレッド出したような印象。ＰＫも不可解で、ジーコの激昂もまあ当然か。
あと両サイド。初めての効果的な攻撃参加が後半なかば過ぎってどういうこと？　左サイドの人はさらに守備で軽いプレー多すぎ。そりゃヒデも突き飛ばしたくなるって。村井はＳＢ慣れてないからしかたないよー。うんうん（完全に身内贔屓…ああ、小学校の先輩なのですよ）。
あと稲本なんだけど、トラップにしてもパスにしても、あんなに精度低い選手でしたっけ。今のままじゃ使えないだろ。プレミアでもそりゃ出番ないわな。

前半二十分過ぎから、確かに丁々発止のスリリングなゲーム展開でそれなりに楽しめましたが、質の高いゲームではありませんでしたね。ウクライナも決定力皆無だったし。日本には課題ばかりが浮かぶゲームだったのでは。世界最高のＦＷを欠いているので、もはや飛車角落ちどころではない相手だったはずなのですが。
しかしシェフチェンコ欠場の事実を開始前に言った以降一切口にせず、そのエースの存在をタブーとした実況姿勢はいかがなものかと思います。初代「ウクライナの矢」が監督なんだから、その絡みでいろいろ言えるだろうに。まあ、見られなかったのはいかにも残念でしたがね。
あと角ちゃんに関しては、単なるクリアをフィードって言わないでください。