urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

WRONG SCALE 『triangle to square』

2006年07月15日 | listening
ロングスケールのアルバム。
「あれ、バンアパ?」とか思ってしまうぐらいに、ぱっと聴いた時の印象は似ています。お洒落なエモ。単純な言葉で表すならそんな、いかにも頭の悪い表現になってしまうでしょう。
聴きこんでいくと、違いが分かってきます。まずそんなに(バンアパほど)お洒落じゃないw。ギターソロのフレーズとかスタイリッシュさよりはまっすぐにロック的なかっこよさを追求しているように聞こえます。それに共通しているのがメロディの過度なドラマティック性。耳に心地よいアレンジと、非常にドラマティックなメロディが微妙に捩れて絡まり、独特の楽曲世界を構築しているかと。あと⑦とか、歌詞がなんかちょっと微妙だったり。このバンドの魅力はそのあたりの異なったセンスが同居してる部分にあるのかなあ、と。ラスト四曲ぐらいのたたみかけるような展開に、その辺が一番出ているのでは。
お洒落なロックが聴きたかったら流して聴けるし、ロックとしての純粋なかっこよさも備えている、汎用性の高いアルバムだと思います。

TRIANGLE TO SQUARETRIANGLE TO SQUARE
WRONG SCALE

曲名リスト
1. p.s.moved out
2. trace of grief
3. Things as they are-date3.12-
4. 36
5. in my hand
6. Anxiety
7. to the sea
8. Reason of sorrow
9. Always want to be loved
10. Wait
11. G.F.S.
12. PHOTO ※〈CDエクストラ〉

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