<朝の池塘>
尾瀬ヶ原には数多くの池塘(ちとう)があり、スイレン科の水草である
「ヒツジグサ」や「オゼコウホネ」などが生育している。
<池塘(ちとう)>
池塘とは、泥炭地の中にある小湖沼、池のつつみのことをいうが、こ
こでは湿原にある池を指す。尾瀬以外でも湿原がある山では見られる。
それにしても湿原以外ではあまり耳にしない呼び方であるが、あらた
めて辞書を調べたら、太平記に、「池塘の草の露にしほれたる・・・」
とあるというから、古い言葉のようだ。
この時期、ヒツジグサの水面に浮かぶ白い花や、オゼコウホネの黄色い
可憐なガクはあまり見かけないが、模様のような形と色調の葉が魅惑的
で、黄金色の草もみじに囲まれた秋の地塘はすばらしい。
<湿原>
説明書きによると、低温や過湿などのため枯死体の分解が進まず泥炭の
堆積した上に発達する草原、とある。この泥炭が積み重なっていくと
湿原は周りの水位より高くなる。これを高層湿原といい、水は酸性で
コケ、ツルなどが生える。尾瀬、戦場ヶ原、霧ケ峰など。
これに対して、湖沼や川の水辺にできる平坦な低層湿原は、中性の水で
ヨシ、スゲ類が生えるという。そういえばヨシは関西の特産品である。
尾瀬の場合は、山から流れる川の水素イオン濃度は中性か弱アルカリ性
だが、池塘は夏になると酸性になるためイワナやヤマメは生息していない
と聞いた。その代わり、酸性に強いアブラハヤ等が生息しているという。
<黄金色の草もみじ>
尾瀬の春から夏にかけての湿原には、水芭蕉やニッコウキスゲに代表さ
れる、白、黄色、ピンク、紫などの綺麗な色形の花々が咲き乱れるが、
秋の湿原は、イグサ科やカヤツリグサ科の植物が黄金色に染まる。その
様を「草もみじ」と呼んでいるが、山から湿原まで黄金色一色となる光景
と、その中に、紅かや黄色の木々、草花の紅葉が混じる光景もまたすば
らしい。しばし観賞を!
<茎が水面下に長く伸びている>
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<水面に樹木の影と浮かぶヒツジグサが渾然として・・・>
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<池塘の中に大きな丸い風船の様な、お玉じゃくしの
化け物のようなものが浮いているのが見える。
生物?、植物?>
))この写真だけ川 )))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
<池塘に山や樹木が写っている。
山は逆さ富士のよう!>
おわり。
(その4)につづく。//////////////////////
私は夜行バスにて10月2日に行きました
白川郷も良いですね ここ4年ほどシーズンを変えて行ってますが民宿の人々が皆親切で何回も行きたくなるところですね 車で行かれるとの事 冬でも幹線は除雪してありラジアルタイヤなら大丈夫ですよ
素敵な写真 拝見させていただきました