清少納言(4)<時間をとめて感覚の断面を切り拓く> 2005-10-28 23:50:00 | 文学・文芸・芸術 <中宮定子と道隆一家の栄華を詠う> 枕草子二十三段、正暦五年春「清涼殿の丑寅のすみの、北のへだてたる 御障子は、荒海の絵、生きたる物どものおそろしげなる、手長足長など をぞかきたる、・・・・・(長文)・・・・・めでたくぞおぼゆる。」は中宮定子 の父、藤原道隆が関白、氏長者になって2年目の春で、定子、道隆一家 の最も華やかりしころであり、清少納言が出仕した翌年のことである。 この段には、さくらの . . . 本文を読む