<標高差で植物の垂直分布の変化を楽しむ>
標高1591㍍の鳩待峠から1400㍍の山ノ鼻まで約200㍍の標高
差があるため、植物の垂直分布で樹林層が変化する。特に山ノ鼻まで
下り一方なので観察には最適のコースである。途中、一級河川の川上川
が付き添うように案内してくれる。その変化も楽しい。
ビジターセンターの説明によると、尾瀬では1,500㍍までがブナや
ミズナラ、ダケカンバに代表される落葉広葉樹 . . . 本文を読む
<朝の池塘>
尾瀬ヶ原には数多くの池塘(ちとう)があり、スイレン科の水草である
「ヒツジグサ」や「オゼコウホネ」などが生育している。
<池塘(ちとう)>
池塘とは、泥炭地の中にある小湖沼、池のつつみのことをいうが、こ
こでは湿原にある池を指す。尾瀬以外でも湿原がある山では見られる。
それにしても湿原以外ではあまり耳にしない呼び方であるが、あらた
めて辞書を調べたら、太平記に、「池塘の草の露にし . . . 本文を読む