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ロンドの日記

チェンバロとオルガンと16歳のにゃんこ。
音楽と美味しい毎日です。

2007年は・・・・・。

2008-01-01 00:47:47 | 私の仕事
今年は私にとって大きな年でした。
ブログを始めて多くの方とお話する機会が増えました。
素敵な方々とお友達になれました。

今年は福井と讃岐とレコーディングの年でした。福井は「たつやの感性見聞録」のたつやさんのブログを偶然知り、コメントを書いたことで福井県を知ることが出来、初めて行くことが出来ました。越前蕎麦、日本海の海の幸、美味しい物をたくさん知りました。今年最後の年越し蕎麦も福井の蕎麦です。





讃岐うどんを教えていただいたのもたつやさんです。夢中になり、只今更新中です。
11月には東京で越前蕎麦の会にも参加させていただきました。



春先には、 ウチのガレージで仔猫が生まれ、その小さな命を救ってくれた方がいらっしゃいます。仔猫はもらわれてそのお家で王子と名づけてもらい幸せな生活を送っています。
その方から頂いた本があります。
無名詩「悩める人々への銘」木版画 高橋幸子  幸工房







小さな絵本です。
短い文章の中にとても大切な言葉が詰まっています。ほっとする優しい絵本です。
こんな素敵な方に出会えてほんとうに幸せでした。


夏以降はレコーディングにかかりっきりになり、やっとそれが先週終わりました。
ギリギリまで様々な作業があり、気を抜けませんでした。
来年1月半ばにリリースされます。


来年もどうぞ気長にお付き合いください。
宜しくお願い致します。

皆様にとって来年が幸せな素敵な一年になりますように!!

チェンバロ -明日は録音ー

2007-11-22 23:57:37 | 私の仕事
明日は録音日です。
コンサートと違ってこれはまた相当に神経が疲れます。

先日チェンバロのメンテナンスもしたので、楽器のことを少し知っていただこうかなぁー、と思います。

チェンバロです。いつもこの楽器で練習をしたりレッスンをしたりする私の相棒です。側面の金ブレードが剥げているのは・・・・そこに私が立つからなんで・・・・。




爪を取り替える時はこんな道具を使って、引っ張ったり、削ったりします。




鍵盤を外に出して部品を点検します。
鍵盤の先がこんなに長くなっているんですよ。



この上にジャックという、これが乗っていてそこに爪が付いていて、これで弦を弾きます。



鍵盤を抜いた後はこんな風になっています。
上から覗いているピンの上にジャックが乗ります。


鍵盤周りの説明でした。


福井でコンサート&越前蕎麦会

2007-06-18 17:54:49 | 私の仕事
6月16日に福井県武生でチェンバロのコンサートをしてきました。

福井県南越前市の「春駒」でのコンサートは多くの方にいらしていただき、約1時間、フランスバロックを中心に演奏いたしました。 1918(大正七年)年創業の名料亭で、かつては、数多くの著名な政界・財界人に好んで利用された。1996年に同料亭は廃業したが 、現在はイベントなどで使用されています。










コンサート後が福井らしい、というか今回の会らしい。
8時からは蕎麦会の始まり始まり~。
特別にこの日お蕎麦を打って下さった「八平」さんの手打ち蕎麦を囲んで、お客さんのテンションはどんどん盛り上がり、午後10時30分頃まで宴は続きました。
終電を気にしながらそれでも放さないグラス。


まずは手打ちうどん。しこっとつるっと美味しい。


待ってました。美味しいお蕎麦です。
越前蕎麦にたっぷりの大根おろし汁と鰹節、小口の葱をかけていただきます。
手打ちうどんに始まり絶品蕎麦を何度も何度もおかわり。
あぁ~、美味しい。





美味しいパン。お客様の手作りです。
バターの風味の利いた黒胡麻パン。ご馳走さまでした。




生ハムですね。
この脂が口の中で甘~くとろけていきます。
こんな立派な生ハム見たこともない。ご馳走様でした。

美味しいお酒、美味しいお蕎麦、温かい福井の人々、美しくて古い街並み、美味しい物がいっぱい。
ますます福井が好きになりました。

みなさま、ほんとうにありがとうございました。

良い思い出が出来ました。
チェンバロやってて良かったです。

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3日で13時間

2007-04-02 00:53:21 | 私の仕事
6分23秒の曲をテープにするには100倍くらいの時間がかかるというお話(私は、ですが)。
弾いて録音してテープをチェックして選んでチェックチェックチェック。
あぁ~疲れた!
頭が頭が・・・・ギューッとなってます。
もう音聞きたくない、となる。

こんな時間に上がったので、今日の夕食は考えられない。
何にしようかなぁー??????

卵がたくさんあります。
しいたけ、お豆腐、玉ねぎ、じゃがいも、人参、鶏肉くらいしかない。
何か教えて~~~~~。

上野の森で

2007-03-14 00:11:26 | 私の仕事
今晩は上野の文化会館に音楽会を聞きに行きました。
う~ん、素晴らしい会でした。
会場を出たら目の前に砂の彫刻が。あぁー、これが。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/art/42810/

ライトアップしてその像はありましたが、警備のお兄さんが1人立っていて、何時までこうしているんだろう?気になります。かわいそうだなぁ、今日は冷たい風がビュービューです。

上野はどんどん変わっていきますね。でも新しくて綺麗なお店がどんどん増えていく一方でやっぱりホームレスさんは列を成して今晩の寝床を確保しています。
音楽を聴いてとても豊かな気持ちになって、打ち上げに行こうかなんて、そぞろ歩いている時に現実を突きつけられるのです。いろいろ大変な場所です。

そうそう、今日は上野で「立ち食い寿し」に挑戦してみようかと思ったのですが、行ってみれば鍵の字のテーブルに10人くらいのおじさんたちでもういっぱい。それもデュワー状態(わからないね。カウンターに対して斜めの姿勢で、よって片手で寿しをつまみ酒を飲む)。かっこいい!
しかも看板に1かん75円、女性70円。えっ!ムラ!
で、しばし待とうと思いましたが、袖触れ合うも・・・・どころじゃない、おじさんたちの列に斜めにお邪魔するのはどうかと思い諦めました。と、私の脇をカラカラカラとキャリーを転がすお姉さんが。彼女おじさんの列に斜めに入って行くじゃないですか。若い!
あぁー、うらやましい。
要するにおばさんには勇気がなかったということでした。


CDが出来てきました。

2007-02-25 18:08:45 | 私の仕事
昨年4月のコンサートのCDが出来上がってきました。
倉知緑郎先生の作品集です。



私は2,3,4です。
先生、そしてフランスに関係の深い演奏家の演奏です。
先生の長い創作活動の集大成の第1弾です。





倉知緑郎先生のこと。
奇跡の出会いでした。
1999年2月に2曲のチェンバロの曲を預かりました。
よく見ると1949年2月に作曲されている。これはちょうど50年前だ。綺麗なメロディーを持った2曲で、どうしてもこの作曲家に会いたくなった。スイスとフランスの間のエヴィールというところに住む86歳になる日本人の作曲家です。ジュネーブでお会いした、とても86歳とは思えない若々しい倉知先生は素晴らしい方でした。
50年ぶりにチェンバロのために作曲してくださるということで、新作を依頼して帰ってきて、出来上がった曲が今回のクラブサンのための組曲の第3曲目。今回私は組曲として初めてこの曲を発表しました。半世紀以上をフランスやベルリンで過ごされた先生はもっとも華やかなヨーロッパが漂う面影のある方で音楽もそんな香がします。この世で会えてよかった。
2001年に奥様であり日本の声楽界のもっとも重要な方である古澤淑子先生が亡くなり、その同じ年に倉知先生も亡くなられました。チェンバロ作品としては私の弾く第3曲目が最期の作品です。この音楽会は倉知緑郎先生、古澤淑子先生の業績の集大成でした。
もうこの音楽は近代でも現代でもない。音楽の世界です。


デンマークのチェンバロ現代音楽CD

2007-02-20 21:05:02 | 私の仕事
私はCDが数枚ありますが、少しづつご紹介したいと思います。


もう10年程前にデンマークで録音した演奏がこのCDに入っています。
IB Norholm氏は1931年生まれのデンマークの現代音楽の重鎮です。
美しい詩情溢れる音楽です。
10年前に突然チェンバロのことを聴きたいということでチェンバロの機構などをお話しましたが、それが縁で素晴らしい曲を作曲していただきました。






このCDは9人の演奏家のために作曲された彼の作品集です。
私は4曲目の[a Path of Snow and Creaking .Winter Music]を演奏しています。

このCDはデンマーク最大手の「SteepleChase]のKontrapunktのレーベルです。

一度美しい世界をお聞きいただきたいと思います。