私が住んでいる地域には、日本初の「消防救急車」なる救急車があった。
その名前の通り、救命活動と消火活動の両方が行えるもので、色は赤と白のツートンだ。
この救急車に、同乗者として乗ってしまった。
運ばれたのは、主人。
最近、反抗期真っ只中の中2の次女。
注意しても「はい、はい、わかりました」と、憮然とした態度。
とにかく、自己中で、親の意見なんて、全然きかない。
まぁ~、反抗期だからしかたないか・・・。
これが、普通の親の対応だと思うけど、
うちの旦那、中2の娘相手に、真っ向勝負!!
いうこと、なすこと、カチンカチンと来るらしく、
楽しい夕御飯だったのに、超くだらないことでお二人、口論となり、
「不愉快だ。お前の顔はみたくない」とパパ。
その言葉を受けて、家を飛び出す次女。
あ~あ、やっちゃたよ。と私と長女。
パパから「こういう時は、母親は追いかけるんじゃないの」と言われ、
携帯も持たずに、半袖&ジャージ姿で私も飛び出した。
次女は、超、怒り狂って「絶対に、家に帰らない」と頑張ってた。
散歩しながら(半袖で寒かった)、何とかなだめて、家に近づくと、
マンションの前に赤いサイレンが見える。
その途端、「パパだ!!!家に帰る!!!!」と言って、次長猛ダッシュ。
まさか???だって、消防車みたいだよ。
半信半疑というか、まさか、我が家の出来事だとは思わなかった。
エントランスに、救急隊員がいたけど、まさか、うちじゃないと思ってるから確認もしなかった。
エレベーターで、自宅のフロアーまで上がると、
6~7人の救急隊員。エッ、まさか、ほんと、うちなの?
長女が「パパ、倒れた」と言う。
血圧が高く、降圧剤を服用しているので、マジ、血管が切れたか!!と思った。
次長は、自分のせいでパパが倒れたと言って、号泣。
私は、救急隊員に、同乗するように言われて、訳も分からず、救急車にのりました。
担架に乗せられた旦那は、意識もあり、血圧もさがってきた。
隊員が、車内から、受け入れを要請の電話を病院にする際に
「夕食時に子供とケンカして倒れた」と説明していた。
ここだけ、聞くと、どんな大怪我、大惨事、かと思うよね。
子供ったって、中2の娘だよ。
救急で病院に搬送されて、脳のCTや心電図なd検査したけど、問題なし。
結局、私が家に戻ったのは、深夜2時を過ぎてました。
次女は、パパの様態が心配で、起きてました。
食べかけの夕食を片付けたり、反省の手紙を書いたり、パパの部屋を片付けたり
とにかく、自分ができることをやって、私の帰りを待ってました。
手紙には「素直になります」と書いてありました。