カニは好物でもないので、
札幌のスーパーとかで見かけても、
ふーん、お高いのね。
と、眺めて終了なのですが。
3月半ばから末までの短い期間だけは、
道北へ出張るようになってからですが、
道端の蟹屋さんで、
とれたて、茹でたてだけど、
市井にはあんまり流れていかない、
規格ギリギリな小さいやつを買って、
身を酢醤油にブチ込んで、
炊き立てのご飯といただきます。
もう適当にハサミで(笑
当初は包丁使ったり、
蟹スプーン使ったりして、
チミチミと食べていたんですが。
これをやってからですね。
蟹って美味いんだと思ったのは。
こうやって食べるもんだったんだな、と。
ポイントは、
酢醤油を惜し気もなく作る。
浸る程度じゃダメです。
身が全部沈むくらいあってもいい。
そこへ片側の脚全部の身をぶちこむ。
両側で2回楽しめます、
尾から甲羅をはいで、
「蟹の食べちゃいけないとこ」を外し、
その間の肝膵臓(いわゆる蟹味噌)
を分けると、薄皮に包まれた、
左右の身の塊が出てくる。
これを指で裂いたりハサミ入れたりして、
蟹味噌とあわせて、これも2回楽しめる。
お酒好きなかたは、その最後の1回分を、
甲羅に入れて日本酒などを注ぎ、
火を入れてもよし、そのままでもよし。
産地でしか味わえない
(つまり、道北でしか味わえない)
旬の醍醐味ですわ。