ベルギー☆キュベルドン／フランス☆パリの路線バス

　２０１９年１月９日(水)　　　　　提供　／　ＪＡＬ 、ＹＡＮＡＳＥ

♪　Dreamsville　　Henry Mancini

♪　When Joanna Loved Me　　Paul Desmond

ヨーロッパではフランスと 一 二 を競う　スイーツ大国　ベルギー
ベルギーを代表するスイーツといえば　チョコレートと　ワッフル
それにクリスマスによく食べられる　
シナモンが効いたクッキー　スペキュロスを思い浮かべることだろう
その　スイーツ大国　ベルギーに　
未だに秘密という　キュベルドン　というお菓子があるのをご存知だろうか
このキュベルドン　ベルギーのフランダース地方の伝統的なお菓子
現地の言葉でなんと　花　という意味　その名の通り　円錐状のユニークな形
大きさは2.5センチほどと　一口で食べるには　少し大きめお菓子である
このキュベルドン　その起源が　明確に分っておらず　とても謎めいている
一説によれば 19世紀に　
ブルージュ　という街に暮らしていた　聖職者によって 作られたといわれている
その昔ながらのレシピを紐解き　今でも忠実に作っているのは　
ごく限られた　キャンディメーカーだけだという
最も伝統的なレシピは　ラズベリーのシロップを使った　キュベルドン
表面は　ジェリービーンズのよう硬く　
一口噛むと　中からとろりとした　甘いゼリー状のシロップが飛び出してくる
分かり易くいえば　グミに近い食感のお菓子
最近では　ラズベリーの他に　ストロベリーや　ピーチ　チェリーや　バナナ
さらに　ピスタチオやコーヒーといった　様々なフレーバーが売られている
そのまま食べても良いが　
ベルギーでは　冷やしたシャンパンや　コーヒーや　紅茶に入れて楽しむ人もいるという
今年ベルギーに出掛けたら　この秘密のお菓子　キュベルドンを　お土産に　如何だろう

♪　Theme From The Silver Broom　　Frank Mills

SOUND GRAFFITI

　今夜は　MUMFORD & SONS を特集します　曲は…

　　♪　Winter Winds
　　♪　Guiding Light
　　♪　Only Love

　３曲続けて　お聴きください

♪　Your Book and My Bookmark　　Umitaro Abe

パリの交通手段といえば　すぐに　メトロが思い浮かびますが
とても便利な乗り物がもう一つあります　それはパリの街を走る　路線バスです
乗り方が難しい　下りる時はどうすると　不安なことが多い路線バスですが
まずチケットを買うことにしましょう
チケットは運転手さんから買うこともできますが
パリ市内はすべて一律料金　メトロの駅や　駅のたばこ店で買えば　5％ほどお得
しかも　メトロとバス　両方に使えるので　事前に買った方が　良いでしょう
さて　停留所で　お目当てのルートのバスが来たら　まず手をあげましょう
一つの停留所に　いくつものルートが走る路線バス　
乗ることを合図しなければ　通り過ぎてしまうこともあります
バスに乗ったら　運転手さんの横にある　機械に　チケットを入れて　刻印しましょう
後は　下りたい所で　赤い降車ボタンを押せば　オッケーです
パリ市内には　約60の路線が走っていますが　お薦めは　黄金ルートの96番線
この96番線は　サンジェルマン・デ・プレや　シテ島　マレ地区といった　
パリの三大人気エリアを　縦断するバス
僅か250円ほどで　観光バスのように　パリの人気エリアが楽しめます
路線バスに乗らなくても　日本の観光客に　とても便利なものが　停留所にあります
それは全てのバスの停留所で　スマホが充電できること
路線図が画かれた　掲示板の横の蓋を開けると　そこがUSBのポート
勿論　充電の料金は一切かかりません
しかも　バスの停留所には　屋根が付いているので　雨の日でも濡れません
スマホの充電までできる　パリの路線バスは　観光客にも　力強い味方と　いえるでしょう

♪　Codice D'amore　　Piero Piccioni

♪　Salad Days　　Larry Goldings & Harry Allen

ポーランド☆クラクフ／ユニコーンブーム

　２０１９年１月８日(火)　　　　　提供　／　ＪＡＬ

♪　 It's Time For You To Go　　Gabor Szabo

♪　Both Sides Now　　Marc Van Roon

ポーランドの南　スロバキアとの国境に近い古都　クラクフ
17世紀のはじめまで　ポーランド王国の都であった　ここ　クラクフは
ポーランドの京都とも呼ばれるほど　今も尚　中世の街並みを残す　世界遺産の街である
この街を歩いていると　時々　馬車が走っているのに出会う
その蹄の音が　石畳の道に響き渡ると　いつしか　中世の時代へ　誘ってくれるような気がする
この街に中世の時代から残る広場としては　ヨーロッパ最大の　中央広場がある
広場の中央で一際目立つ建物は　ルネサンス様式の　織物会館
昔はその名の通り　絨毯が売られていたが
今ではポーランド特産の　琥珀や　民芸品が売られている
中央広場に戻ると　聖マリア聖堂の塔の上から　ラッパの音が聞こえてくる
そのラッパの音が突然　途絶える
13世紀　この街を　モンゴル軍が襲った時　その襲来を告げた　ラッパ手が　
危険を顧みず　ラッパを吹き続けた
そのラッパ手はやがて　モンゴル兵の放った矢で　喉を射抜かれて　息絶える
700年の時を経た今日も　その勇気を称えて　ラッパはこう吹かれるという
この街を見下ろす高台に聳えるのが　16世紀に建てられた　バベル城
第一次大戦中　ナチスドイツの侵略によって　ポーランドの街は　ほとんどが焼き尽くされたが
バベル城に　ドイツ軍の司令部を置いたため　
ここクラクフの街は　奇跡的に　破壊を逃れたという
幾多の侵略にも耐え　中世の街並みを残す　ポーランドの古都　クラクフ
奇跡の街と呼ぶに相応しい　ここ　クラクフに　今日も　ラッパの音が響き渡る

♪　Suze　　European Jazz Trio

SOUND GRAFFITI　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ALESSIA CARA No.2

　　♪　A Little More
　　♪　My Kind
　　♪　Girl Next Door
　　♪　Easier Said

♪　Firefly Night　　Turn On The Sunlight

ここ数年　世界中の女性たちの間で　人気を呼んでいる ユニコーン
ユニコーンとは　伝説の生き物　一角獣のこと
今回のユニコーンブームは　特定のキャラクターではなく
伝説や 神話に登場するユニコーンの　鬣(たてがみ)の色
これをイメージした ヘアカラーが　流行したのが始まりです
ユニコーンカラーは　インスタ映えすると　話題になり
ヘアカラーばかりでなく　アイシャドーや　化粧グッズにも使われるようになりました
このブームに目をつけた コーヒーチェーン　スターバックスでは
ユニコーンフラペチーノを　カナダや　アメリカで限定発売
ホイップクリームの上に　ピンクとブルーのパウダーが添えられた　このユニコーンフラペチーノは
魔法の世界のドリンクと　SNSで話題になりました
アメリカの子供たちに絶大な人気を誇る　朝ご飯の定番　ラッキーチャーム
このシリアル食品が　10年ぶりに　リニューアルするにあたり
ユニコーンカラーのマシュマロを加えたそうです
こうした　ユニコーンブームについて
カナダの　オンタリオ大学の　イザベル・ピーダーソン教授は
現在の世界的な政治状況に不安を感じる　ミレニアム世代が
ユニコーンに幼い頃の　ノスタルジックな思い出を重ね合わせている
個性や自分らしさを大切にするイメージを　
架空の動物　ユニコーンに求めているのではないかと語っています
今や ユニコーンブームは様々な企業が注目　商品化に拍車がかかっているそうです
この　ユニコーンバブルとも呼ぶべき　人気は　しばらく続きそうな予感がします

♪　LO SCATENATO（BEAT LOVE BALLADE - Stereo Version）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Luis Bacalov with Cantori Moderni di

♪　Free, Free, Set Them Free　　Soren Bebe Trio

オーストラリア☆シドニー・フェスティバル／スイス☆氷河急行

　２０１９年１月７日(月)　　　　　提供　／　ＪＡＬ 、ＹＡＮＡＳＥ

♪　Polka Dots And Moonbeams　　Bill Evans Trio

♪　Tenderly　　Percy Faith & His Orchestra

今　南半球のシドニーは　夏の真っ盛り
日本の夏のように暑くはならず　朝晩は肌寒く感じられるほど
年間340日以上も　晴れるシドニーだが　
清々しい日が続き　訪れるには　ベストシーズンといえよう
オーストラリアの学生たちは　クリスマスと　新年の祝いを挟んで　長い夏休み
学校が始まる　1月の終わりまでは　キャンプや　野外イベントを楽しむ
街を歩いている大人も子供も　少々　足取りが軽いのは　ホリデーシーズンならではのことだろう
人口500万を誇る　オーストラリア随一の　大都会　シドニーでは
今度の水曜　1月9日から　およそ　20日間に渡って　シドニー・フェスティバルが開かれる
今年で43回目を迎える　このフェスティバルは　
世界中から集まった　1千人を超えるアーティストたちによる　芸術の祭典
シドニーのビジネス街や　ハイド・パーク　タウンホール　そして　オペラハウスといった
市内30カ所の会場で　アートイベントが繰り広げられる
パフォーマンスアートと　ビジュアルアートでは　世界最大の規模を誇るという
このフェスティバルの魅力の一つが　参加費無料の　フリーイベントが多いこと
ワールドスクエアでは　月面着陸　50周年を記念する　アートイベント
シドニーの郊外にある　アラマタパークでは　
恒例のシドニー交響楽団の　星空の下のコンサートが行われる
この野外コンサートは　シドニー市民の　夏の楽しみ
いつも　半円形の　野外広場は　多くの人々で　埋め尽くされるという
南十字星の下で聴く　クラシック音楽は　さぞロマンティックなことだろう

♪　Pieces Of Dreams　　Michel Legrand

SOUND GRAFFITI

　今夜は　ALESSIA CARA を特集します　曲は…

　　♪　How Far I'll Go
　　♪　I Don't Want To
　　♪　All We Know
　　♪　Out Of Love

　４曲続けて　お聴きください

♪　Walk On By　　Cal Tjader

スイスを代表する 山岳リゾート地　ツェルマットと　サンモリッツ
この2つの街を結んで走るのが　
日本でも　氷河急行の名で知られる　グレッシャーエクスプレスです
最高地点は　2,033メートル　7つの谷と　291の橋　91のトンネルを走る　この　氷河急行
平均時速はおよそ34キロ　スイスの雄大な山河をゆっくり走ることから　
世界一遅い急行列車　とも呼ばれています
これまでこの氷河急行には　プレミアム　と呼ばれる車両がありましたが
今年の3月から　さらにその上を行く　エクセレンス・クラスが登場しました
このエクセレンス・クラスは　通路を挟んで　向かい合わせだけの席
ゆったりと　広々したシートからは　
スイスの山々だけでなく　空と　雲までまで見通すことができます
また　全行程に　専任のコンシェルジュが乗っており　
チェックインサービスから　社内への荷物の運搬　さらに　ウェルカムドリンクや　おしぼりといった
きめ細やかなサービスを提供してくれます
ランチは　シーズンごとに5コースを用意　ワインと一緒に楽しむことができます
この　至れり尽くせりの　氷河急行の　エクセレンス・クラスは
1日1往復　16名以上のグループであれば　貸切ることもできます
この　氷河急行の一番の見所は　
サンモリッツを出発して　1時間ほどにある　天空の橋　ランドヴァッサー橋　
高さ65メートル　長さ　136メートル　深い渓谷を駆け抜ける風景を　大きな窓から眺めれば
この氷河急行の素晴らしさが分かることでしょう
今年は　この氷河急行　エクセレンス・クラスで　ワンランク上の旅を　楽しんでみませんか

♪　Calm　　塩谷哲

ハワイ☆コオリナ・ビーチパーク／フランス☆ガレット・デ･ロワ=王様のケーキ

　２０１９年１月４日(金)　　　　　提供　／　ＪＡＬ 、ＹＡＮＡＳＥ

♪　wolke eins　　Henning Schmiedt

♪　Across The Universe　　Bill Frisell

今 ハワイは　1月3日の　午前5時を少し過ぎた頃
ダイヤモンドヘッドの頂上からの　日の出をカメラに収めようと
ホテルの部屋で 準備を始めた観光客も いることだろう
しかしながら そんなに　早起きしたくないけれど　素敵な思い出を写真に残したい
そんな方にぴったりな場所がハワイにある　
ワイキキから車で45分ほどにある　コオリナ・ビーチパーク
コオリナとは　ハワイの言葉で　至福に満ちた　という意味
古くから王族たちの中でも　最高位の者だけが入るのを許された　聖なる場所であった
今では　最も開発が進むエリアの一つ　
アウラニ・ディズニー・リゾートをはじめ　コオリナ・リゾート　
さらに　フォーシーズンズ・リゾートと　五つ星クラスのホテルがずらりと並んでいる
コオリナ・ビーチパークは その　リゾート内にある　公共のビーチ
リゾートエリアの入り口には　ゲートが　あるが　
ガードマンに　ビーチに行くといえば　誰でも入ることができる
実は　ハワイの法律で　ビーチは誰もが使える場所　私有地にすることはできない
ビーチパークには　海に向かって　4つの　人口のラグーン　浅瀬が並んでいる
どのラグーンも透明度が高く　波も穏やかで　人影もまばら
ワイキキとは一味違った　高級感溢れる雰囲気が　味わえる
このビーチ・パークの駐車場には　トイレやシャワーも完備
勿論　高級リゾート内のレストランで食事をすることもできる
コオリナ・ビーチパークからの　サンセットは　オアフ島随一
ここの遊歩道から　海に落ちる夕陽を眺めたら　至福の時を　味わえるだろう

♪　Flight For The 21st　　林正樹STEWMAHN

SOUND GRAFFITI　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SARAH BRIGHTMAN No.4

　　♪　Done
　　♪　A Whiter Shade Of Pale（青い影）
　　ニューアルバム　HYMN～永遠の讃歌 から
　　♪　夢 feat. ヴァンサン・ニクロ

♪　AM I BLUE?　　Jack Marshall, Shelly Manne

フランスの新年を祝うスイーツといえば　ガレット・デ･ロワ　王様のケーキ
昔は1月6日の　エピファニー　公現祭を祝って食べる物でした
しかしながら隠されている　フェーヴ　と呼ばれる　小さな陶器の人形が当ると
王様か王妃　誰にでもキスをして良い　
そんなゲームが受けて　1月中であれば　どこでも売られているスイーツになりました
ところで　パリで売られている　ガレット・デ・ロワは　
パイ生地に　アーモンドクリーを挟んだ　薄くて丸い形
最近では チョコレートが入っている物が　流行っているといいます
しかしながら この　ガレット・デ・ロワ　パイ生地の模様は職人によって様々
フランスの地域地域によって　味や作り方まで違います
例えば　南フランスでは　ブリオッシュ　菓子パンに近いスイーツ
ブリオッシュ・デ・ロワ　と　呼び分けている所もあります
また もっと南　プロヴァンス地方に行くと　ロワイヨーム　と呼ばれ
レモンピールで　香り付けした王冠の形
さらに　ボルドーまで行くと　プロヴァンス地方と形は同じですが
コニャックで 香り付けをしており　トルティヨン　という名で　売られています
面白いのは　新年に　フランスの大統領府　エリゼ宮で開かれる パーティーでも
数百名もの列席者のために　巨大な　ガレット・デ・ロワが焼かれます
しかしながらこの中には　フェーヴを決して入れないことになっています
もし　誰かが一日でも　王様か王妃になってしまえば
王政を倒したフランス共和国にとって　一大事　というわけです

♪　DAY DREAM　　NATURAL CALAMITY

♪　UN JOUR TU VERRAS　　CHARLES LOOS TRIO

スペイン☆東方の三賢者の日／フランス☆青いワイン

　２０１９年１月３日(木)　　　　　提供　／　ＪＡＬ

♪　Clair de Lune　　Monica Dominique,Palle Danielsson

今度の日曜　1月6日は　エピファニー　公現祭
ヨーロッパではこの日で　
およそ　1カ月にも渡って続いた　クリスマスの季節は 終わりを迎える
スペインのバルセロナでは　子供たちが待ちに待った日
1月6日は　Reyes Magos　東方の三賢者の日　別名こどもの日とも呼ばれるのは
この日　東方の三賢者が　子供たちに素敵な贈り物を運んで来てくれるからだ
スペインでは子供たちにプレゼントを運んで来るのは　
サンタクロースではなく　メルチョ―ル　カスパール　バルタサール　と呼ばれる
東方の三賢者が　ラクダに乗って運んで来る
1月6日が近付くと子供たちは　三賢者に　欲しい物を手紙に書く
この時忘れてならないのは　1年を通して　自分が良い子であったこと
もし悪い子だったら欲しい物の代わりに　
三賢者はお仕置きとして　真っ黒な炭を置いて行くからだ
今年も　バルセロナの三賢者は　海を渡って　船でやって来る
1月5日の夕方の6時から　その様子が　テレビ中継される
華やかなパレードは　午後の9時まで行われる
パレードの後　子供たちは早目に眠りに就く
寝る前には　三賢者が乗って来るラクダのために　窓際に　水とパンを置くのを忘れてはならない
翌日の東方の三賢者の日には　朝から街中で　子供たちの歓声が聞こえる
大人たちはそれを笑顔で見ながら　親しい者同士で　プレゼントを交換し合う
スペインのバルセロナに　子供たちの笑い声と共に　新しい年がやって来る

♪　Someday My Prince Will Come　　The Dave Brubeck Quartet

SOUND　GRAFFITI　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SARAH BRIGHTMAN No.3

　　♪　En Aranjuez Con Tu Amor（恋のアランフェス（わが愛のアランフェス））
　　♪　Scarborough Fair
　　ニューアルバム　HYMN～永遠の讃歌 から
　　♪　Canto Per Noi（私たちのために歌う）

♪　Pedacito de rio I　　Rumble Fish

お正月も三が日まで　明日から　仕事始めという方も　多いことでしょう
とはいっても　明日は　新年会　暮れの忘年会からお正月　そして新年会と
お酒が好きな方には　まだまだ　辛く楽しい日々が続きます
さて　そんな　お酒が好きなあなたに　こんなワインの話は 如何でしょう
南フランス　地中海に面した　ラングドック
このラングドックとは　ローヌ川の西側から　地中海沿岸にかけての一帯
この地方には　ボルドーよりも広大なワイン畑が広がっています
フランスでは　ラングドックといえば　手頃な値段のテーブルワインの産地でした
しかしながら最近は　ボルドー　といった　規制の厳しいワインの産地を嫌い
ここ　ラングドックに　思い通りのワインを造りたい　という　起業家が進出
21世紀のワインはラングドック　とまで言われるようになりました
昨年の夏 この　ラングドックのリゾート地　セット(Sete)で　
ヴィンディゴ　と呼ばれる　ワインが売り出されて　話題になりました
このヴィンディゴ　とても涼し気な　なんと　真っ青なワインだったからです
この　青いワイン　ヴィンディゴは　スペインから輸入されたワイン
ワインに使われている葡萄は　白ワインの女王と呼ばれる　シャルドネ種
このワインに　赤葡萄の皮の　パルプを　通して　濾過して造るといいます
価格は1本12ユーロ　およそ　1,500円ということで　
あっという間に売り切れてしまったそうです
地中海の 海の色のように　ターコイズブルーに近い この　ワインのニューウェーブ
今年の夏は　ラングドックで　21世紀のワインを 飲んでみませんか

♪　CON ALMA　　Michel Sardaby

アメリカ☆ミシシッピ川のリバー・トレイル／フィンランド☆サウナ・キャンペーン

　２０１９年１月２日(水)　　　　　提供　／　ＪＡＬ 、ＹＡＮＡＳＥ

♪　You Got To My Head　　The Tommy Flanagan Trio

テネシー州 メンフィスは　音楽の聖地
ミシシッピー川の流れに沿って広がる　この街から　
ブルースと　ソウル　そして　ロックンロールは生まれた
ここ　メンフィスには　昼間から　オープンしているライブハウス
エルヴィス・プレスリーが初めてレコーディングをした サン・スタジオ
ギターメーカー ギブソンの工場
さらに　プレスリーの邸宅だった　グレイスランドもある
まだまだ朝晩は寒い　メンフィスの街だが
新春の陽を浴びて　この音楽の街を　自転車で駆け抜けてみよう
この街には　昨年の5月から始まった　メンフィス・バイクシェアがある
ダウンタウンなど　街の60カ所に　バイクステーションが設置されて
誰でも　料金を払えば　自転車がレンタルできる
この自転車は　最新のテクノロジーを駆使した GPSを搭載
行きたい所にナビゲートまでしてくれる
しかも　1回のレンタル料は5ドル　560円ほど　これは借りない手はない
一番のお薦めは　ミシシッピー川の　リバートレイル
雄大なミシシッピー川を 横に見ながら　メンフィスのダウンタウンを走る
全長およそ50キロの　サイクリングコース
川から吹く風が心地良く　知らず知らずに　好きな音楽を 口ずさんでいることだろう
疲れたら　メンフィス随一の繁華街　ビールストリートへ
道の両側には　バーやライブハウスがずらりと並び
ドアの向こうから音楽が絶え間なく流れて来る
ギラギラした看板を見ていると　
ふと　チャック・ベリーの　メンフィス・テネシーのメロディーが　頭に浮かんだ

♪　Jarretts Dream　　Harry Waters Band

SOUND GRAFFITI　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SARAH BRIGHTMAN No.2

　　♪　The Music Of The Night
　　♪　夜の踊り（Dans La Nuit）
　　ニューアルバム　HYMN～永遠の讃歌 から
　　♪　You

♪　Mil Alergias　　Fer Isella & Makanudos

昨年　国連が発表する　世界幸福度ランキングで　
堂々第1位に輝いた　北欧の国　フィンランド
日本の第54位に比べると　あまりに大きな違いに　驚かされますが
意外にもフィンランドと日本　
人口当たり GDP　社会的支援　平均寿命といった指数は　ほとんど変わりません
大きく差が出たのは　人生選択の自由度　社会の腐敗度　そして　寛容さでした
フィンランド人はよく　無口といいますが　こんなジョークがあります
内向的なフィンランド人は　自分の靴を見ながら 他人と話す
社交的なフィンランド人は　相手の靴を見ながら話す
こうしたフィンランド人から　人生の幸福について学ぶには　サウナが一番です
サウナ発祥の地　フィンランドでは　サウナは　たんに汗をかく場所ではなく
家族や友人たちと　時間を共有する場所
都会の喧騒から逃れ　自然の中で　自分と対話する場所でもあります
昨年の秋から　この国のサウナ文化が楽しめる　恰好の企画があります
フィンランドの政府観光局が行っている　サウナ・キャンペーンです
このキャンペーンでは　政府観光局が　サウナ　御朱印帳を発行
この御朱印帳を片手に　フィンラド各地のサウナを巡り　
指定された　およそ　100施設のサウナに入ると　スタンプが貰えます
そのスタンプの数によって　オリジナルグッズが貰えるそうですが
フィンランドの政府観光局が指定する　サウナなら　きっと　良い施設ばかりでしょう
フィンランド各地を巡り　心と体を癒す この　サウナ巡礼
フィンランド流の幸せについて　学べることは　間違いありません　

♪　Happiness Is　　Vince Guaraldi Trio

♪　Walking By Flashlight　　Maria Schneider Orchestra

アメリカ☆セントラル・パークで…／フランス☆ルネサンス500年祭

　２０１９年１月１日(火)　　　　　提供　／　ＪＡＬ 、ＹＡＮＡＳＥ

♪　Look Again　　Andre Previn

♪　Skating In Central Park　　Bill Evans / Jim Hall

新年あけまして　おめでとうございます

ニューヨーク　セントラル・パークで


摩天楼にこだまする　パトカーのサイレン　心地良い静けさが破れてしまう
温もりが残る　ベッドから這い出るように
陽射しをたっぷり浴びた緑の芝から　背伸びしながら起き上がる
時計を見ると　午前10時を少し過ぎた頃
いつもはジョギングに　犬の散歩にと　多くの人が行き交う　セントラル・パークも
昨夜のカウントダウンで　はしゃぎ過ぎたのだろう　人影もまばら
セントラル・パークをぐるりと巡る馬車も　のんびり日向ぼっこ
つぶらな瞳で　馬たちは人待ち気　山高帽の馭者が　大あくびしている
今日は　ランブルを 歩こう
ランブルは　都会を忘れて自然に迷い込む　そんなイメージにデザインされたエリア
東京ドームが三つも入る広さがある
曲りくねった　小路を抜けると　道を塞ぐように木が倒れている
注意深くそれを乗り越えると　今度は大きな岩が 現れる
岩の隙間に小さな川が流れ　耳を傾けると　せせらぎが聞こえる
鬱蒼とした森の中に 舞い込んだよう
ついここが　セントラル・パークであることを　忘れてしまう
樹木の間からこそっと 音がする　ドキリと 驚く　リスが一匹　木を駆け上がって行った
ふと目を戻すと　白い髭の男が微笑んでいる
ここ　セントラル・パークは　渡り鳥の宝庫
一年を通して　色とりどりの野鳥がやって来る
髭の男も　そんなニューヨ－クの魔法に魅せられた　バードウォッチャーの一人なのだろう
髭の男が　木陰の方を 指さした　目を凝らすと　顔を出したのは　一羽の七面鳥
サンクスギビングデーのご馳走を逃れて　ここに　住みついたのだろうか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９年　１月１日　JET STREAM 機長　大沢たかお

♪　Love Theme From“Spartacus”　　Yusef Lateef

SOUND GRAFFITI

　今週は　今年4月に　来日公演を行う　SARAH BRIGHTMAN を特集します
　今夜はその第一回　曲は…

　　♪　What A Wonderful World（この素晴らしき世界）
　　♪　Ave Maria
　　ニューアルバム　HYMN～永遠の讃歌 から
　　♪　Hymn Overture
　　♪　Hymn

　４曲続けて　お聴きください

♪　In Time Like These　　Bud Shank

今年は　ルネサンスの巨匠　レオナルド・ダ・ヴィンチが　
フランス中部　ロワール渓谷の街　アンボワーズで　この世を去って　500年目の年
また　ルネサンス様式の最高傑作と謳われる　ロワール渓谷随一の　壮大なお城
シャンボール城が着工してから　500年目の年でもあります
2019年は　ロワール渓谷で　ルネサンスの芸術と文化　科学の花が開いて
ちょうど　500年という節目の年であることを祝って
サントル・ヴァル・ド・ロワール地方では　
今年一年を通して　ルネサンス500年祭が行われることになりました
現在計画されているイベントとしては　
ダビンチがこの世を去るまで住んだ　クロ・リュセ城　この　クロ・リュセ城で開催される
レオナルド・ダ・ヴィンチ　弟子たち　最後の晩餐　フランソワ一世と銘打った　特別展
ロワール渓谷に初めて建てられたお城　シャトーダン城
この　シャトーダン城では　ルネサンス風の暮らしの流儀と名付けられた　展覧会が開催されます
特に今回の　ルネサンス500年祭では　
アートと 音楽を融合　デジタル技術を駆使した　多彩な催しが計画されています
さらに7月に開催される　世界最大の自転車レース　ツール・ド・フランスでも
この　ルネサンス500年祭の　祝賀イベントが行われます
かつて　フランスの王侯貴族たちが　競い合って お城を建てた ロワール渓谷
フランスの 庭園とも謳われるこの　ロワール渓谷を訪ねるには
今年は　またとない機会と　いえるでしょう
是非　あなたの旅のプランに　ロワール渓谷を　お加えください　
　
♪　MAMAN　　Jean-Philippe Collard-Neven

♪　Carillon　　藍色の空－Aisora－