Room☆P

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フランス☆城塞都市カルカソンヌ/ブラジル☆ペンギンのディンディム

2016年06月01日 00時55分27秒 | JET STREAM
 2016年5月31日(火)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ My Bells  Paul Lieberman

♪ Unaccustomed Bach  Laurindo Almeida

古くからフランスには カルカソンヌを見ずして死ねぬ という言葉がある
カルカソンヌは 古代ローマ時代から続く フランスの歴史ある街
全長およそ3キロにも及ぶ城壁と 52もの塔からなる 
現存するものとしては ヨーロッパで最大の 城塞都市
フランスでは モン・サン=ミシェルに次ぐ 年間200万人もの人々が訪れる 人気の観光地だ
この カルカソンヌがあるのは スペインとの国境に近い ピレネー山脈の麓
葡萄畑が連なる高台に 一か所だけ まるで 時が止まったような 中世の城壁がある
二重に築かれた城壁は 13世紀に フランス王 ルイ9世が 難攻不落の要塞として築かせたものだ
17世紀に入って スペインとの平和条約が結ばれると 
ここ カルカソンヌは 無用の長物として 打ち捨てられてしまった
その荒れ果てたままになっていた カルカソンヌは
19世紀のはじめ フランスの建築家 ヴィオレ・ル・デュク によって 復元されたという
2つの塔に挟まれた ナルボンヌ門をくぐり ラ・シテ と呼ばれる城壁内に入ると
中世の街に迷い込んだ気分になる
古びた石造りの家々が続く 石畳の道を歩んで行くと
道の向こうに 城壁で固めた 城塞の中の城 コンタル城が見えてくる
幾多の戦乱を潜り抜け その度に強化されてきた この カルカソンヌ
無敵の城壁都市とも呼ばれる 堅固で 壮麗な 異様に 訪れる者は 誰もが言葉を失うという
カルカソンヌには 強い風が付きもの
城壁内に残る 野外劇場に座っていると   突然 風が吹き抜けて行く
風の中から 誰かが囁く声がする

♪ Love Theme From「Spartacus」  Yusef Lateef

SOUND GRAFFITI                 CORINNE BAILEY RAE NO.2

  ♪ Are You Here
  ♪ My Love
  ニューアルバム THE HEART SPEAKS IN WHISPERS から
  ♪ High

♪ The Love Goddess  Gary McFarland

昨年から今年にかけて 世界中の ソーシャルメディアで
可愛過ぎると話題になっている 1羽のペンギンがいます
このペンギンがいるのは ブラジル南部 リオデジャネイロ州の 小さな漁村
71歳の 元レンガ職人 ペレイラ・デ・ソウザさんの家の庭先です
話は 5年前の2011年に遡ります
5月のある日 ペレイラさんは 自宅の前の海岸で 
原油にまみれ 動けなくなった1羽の マゼランペンギンを見つけます
可哀想に と思った ペレイラさんは 
ペンギンの体に付いた油を 洗い落として 毎日 イワシを与えたそうです
その善意が実って 無事 回復 
ペレイラさんは 回復したペンギンを 近くの島へ連れて行って 海に放します
ところが数日経つと ペンギンは ペレイラさんの家の 庭先に舞い戻って
彼を見ると 鳴き声を上げるのでした
こうしてペンギンは そのまま住み着き ペレイラさんのお孫さんとも仲良し
2歳のお孫さんは ペンギンを上手に発音できず 
ディンディム と呼んだことから こう呼ばれるようになります
しかしながらこのディンディム 翌年の2月 突然姿を消します
もう会えないと ペレイラさんが寂しがっていると 
なんと6月に 再び ディンディムは 姿を現したのです
以来 ディンディムは 毎年6月にやって来て 2月まで 
ペレイラさんの家の庭先で 暮らすようになったのです
ディンディムが姿を見せない間は どこにいるかは分かりませんが
数千キロも離れた パタゴニアにいる可能性も あるそうです
この ディンディムがやって来るようになって 昨年で4回目
今年も そろそろ ペレイラさんの前に 姿を現すことでしょう

♪ Day Dream  Natural Calamity

♪ Sunday Morning  fourplay