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不景気特番ラッシュ

2009年02月06日 22時54分00秒 | 音楽・芸能
12月1月は年末年始特番、3月4月は番組改編に伴う期末期首特番が放送されるのが通例だが、2月は例年レギュラー放送主体が通例だった。しかし今年は2月というのに「○○3時間スペシャル」みたいな番組が目立つ。
空前、未曾有の不景気。企業は広告宣伝費を大きく削っている。テレビ局もかなり台所が苦しいのが、これからも察せられる。1時間番組を3時間に拡大しても予算は3倍にはならない。1.5倍からせいぜい2倍程度だろう。1時間番組を3本製作するよりも、3時間スペシャルを1本作ったほうが安上がり。今年のスペシャル番組横行の背景にはこのような事情がある。当然レギュラーで放送される予定だった番組は休み。テレビ局の正社員は給与が減ることはないが、タレントを筆頭とする歩合制の労働者はそれだけ収入が減る。
「製造業の派遣切り」がニュースなどで取り上げられているが、実はそれを報じているテレビ局でも同様の事が密かに行われている。そう思って見ると、確かに政府を批判してはいるが、労働者を解雇した企業についての批判はほとんど聞かれない。